『Moto2™』にオフィシャル・エクスクルーシブ・エンジン・サプライヤーとして、エンジンの供給を2019年に開始してから今年で7年目を迎える『Triumph(トライアンフ)』は、2月28日に開幕戦タイGPの開催地チャーン・インターナショナル・サーキットで、ギアボックスの供給2年目に向けて、アップデータとなるレース・ギアシフト・パターンを導入すると発表した。
765ccトリプルパワープラントは量産型であり、コストの抑制に貢献しており、これまでは、ライダーがシフトする必要があると1速と2速の間にニュートラルを備えた量産型のギアボックスを使用していたが、最先端技術を試すレースラボと位置付けられるチャンピオンシップで継続的な開発とパフォーマンスの向上に取り組んでいたトライアンフは、レース・ギアシフト・パターンを採用。
包括的な最設計によって、ニュートラルを最上位に移動させたことで、トラック上でニュートラルを通過する必要がなくなり、1速から6速の間で自由に噛み合うことができようになった。
ピットレーンやスタートラインでニュートラルを必要とする場合は、手動でロックアウトを解除することによってのみニュートラルを選択できる。これらは今シーズンに供給されるエンジン用に特別に開発された新しいクランクケースに収められている。