コリン・ベイヤーが地元勢を抑えて今季初優勝

山中琉聖自己最高位タイ4位、ダニエル・オルガド7位、ダビド・アロンソ転倒後に11位

第4戦スペインGP決勝レース(周回数19ラップ)は28日、現地時間11時00分からヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで行われ、3番グリッドのコリン・ベイヤーがトップに飛び出した2ラップ目から1分45秒前半のラップタイムを正確に刻んでポジションを譲らず、昨年11月の第18戦マレーシアGP以来今季初優勝を挙げ、総合6位から3位に浮上した。

気温15度、路面温度27度のドライコンディションの中、2番グリッドのダビド・ムニョスはゴールラインまで初優勝に挑戦し、0.045秒差の2位。第15戦インドネシアGP以来今季初表彰台、2022年6月の第9戦カタルーニャGP以来自己最高位タイを獲得すれば、7番グリッドのイバン・オルトラは0.871秒差の3位に入り、2戦ぶり2度目の表彰台を獲得。

サイティングラップで技術問題が発生したが、5番グリッドからスタートできた山中琉聖は、トップ3を追走して4.849秒差の4位。2戦連続の自己最高位を獲得すれば、4番グリッドのジョエル・ケルソは5位。12番グリッドのアドリアン・フェルナンデェスは6位。

18番グリッドのダニエル・オルガドは10.400秒差の7位。10番グリッドのニコラ・カラーロ、11番グリッドのステファノ・ネパが続き、6番グリッドのアンヘル・ピケラスが新人勢の最高位となる10位。

痛恨の転倒

初日最初のフリープラクティスから全てのセッションで他車を圧倒する速さで1番手に進出したポールポジションのダビド・アロンソは、1番手走行中の1ラップ目13コーナーで転倒。13.572秒差の最後尾26番手に後退したが、19.152秒差の11位まで挽回。チームメイトのジョエル・エステバンは5番手走行中の最終ラップ13コーナーで転倒。

21番グリッドの古里太陽は22.882秒差の17位。9番グリッドの鈴木竜生は技術問題が発生してピットレーンに戻り、1ラップ遅れの25位。

チャンピオンシップ

ポイントリーダーのダニエル・オルガドは9ポイントを加算。総合2位ダビド・アロンソは2ポイント差から6ポイント差にギャップが広がり、総合6位コリン・ベイヤーは44ポイント差から28ポイント差の3位に浮上した。

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