プレミアクラスは11日、セパン・インターナショナル・サーキットでオフィシャルテスト2日目を開催。前夜の雨の影響を受けたことから、トラックコンディションが回復した13時前から本格的な走行が始まったが、15時半頃から再び雨が降ったことから、計画通りにテストプログラムを進めることができなかった。
ドゥカティ
初日4番手のホルヘ・マルティンは18ラップ目の7コーナーで転倒を喫したことから、セッションを切り上げたが、13ラップ目に1番時計を記録。総合4番手を維持すれば、初日5番手フランチェスコ・バグナイアは35ラップを周回して0.331秒差の5番手。
初日13番手ルカ・マリーニは50ラップを周回して0.382秒差の7番手。初日3番手エネア・バスティアニーニは32ラップを周回して0.458秒差の9番手。
初日1番手マルコ・ベツェッキは26ラップ目の5コーナーで初日に続き2度目の転倒を喫したが、31ラップを周回して0.625秒差の12番手。初日のタイムで総合1番手を維持すれば、初日8番手ファビオ・ディ・ジャンアントニオは40ラップを周回して14番手。開発において重要な役割を果たす初日7番手ヨハン・ザルコは、35ラップを周回して15番手。初日9番手アレックス・マルケスは36ラップを周回して17番手。
アプリリア
2022年の最終型『RS-GP』が供給されたサテライトチームに所属する初日14番手ミゲール・オリベイラは、最多の52ラップを周回して0.103秒差の2番手。総合5番手に浮上すれば、初日15番手ラウール・フェルナンデェスは35ラップを周回して0.376秒差の6番手。
シャーシ、スイングアーム、テールユニット、エキゾースト、エアロパッケージなど全体的に進化された2023年型『RS-GP』が供給された初日2番手マーベリック・ビニャーレスは、35ラップを周回して1.034秒差の18番手。初日6番手アレイシ・エスパルガロは11ラップ目の12コーナーで転倒を喫して1.281秒差の20番手に後退。
KTM
新型シャーシと旧型シャーシが準備された初日20番手ポル・エスパルガロは、KTMからダウンウォッシュダクトを備えたグランドエフェクトサイドのフェアリングが供給されて検証を開始。29ラップを周回して0.145秒差の3番手に浮上すれば、初日21番手ブラッド・ビンダーは30ラップを周回して0.494秒差の10番手。
初日に続き1番にトラックに飛び出した初日16番手ジャック・ミラーは、47ラップを周回して1.123秒差の19番手。シェイクダウンテストから走り込みに専念していた初日19番手アウグスト・フェルナンデェスは、新しいシートとテールユニットが搭載された2022年型『RC16』に乗り込み、幾つかのパーツのテストを開始して23番手。
ヤマハ
初日11番手ファビオ・クアルタラロは34ラップを周回して0.161秒差の4番手。初総合8番手に浮上すれば、初日10番手フランコ・モルビデリは44ラップを周回して0.553秒差の11番手。テストライダーのカル・クラッチローは41ラップを周回して22番手。
ホンダ
初日終了後、5年ぶりに実行したフィジカルトレーニングの成果を確認し、右腕に限界が感じられなかったことを語った初日12番手マルク・マルケスは、初日に引き続き4台が準備され、36ラップを周回して0.714秒差の13番手。
HRCは3人に仕様が異なる2023年型『RC213V』を各2台ずつ供給。初日18番手アレックス・リンスは28ラップを周回して0.427秒差の8番手に浮上すれば、初日17番手ジョアン・ミルは36ラップを周回して0.896秒差の16番手。初日22番手中上貴晶は32ラップを周回して1.487秒差の21番手。
今年最初のオフィシャルテストは明日が3日目最終日。4週間後に開幕戦ポルトガルGPの開催地、通称ポルティマオ・サーキットことアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで今年2度目、プレシーズン3度目のオフィシャルテストを予定している。
1日目: 1分58秒470(マルコ・ベツェッキ)
2日目: 1分58秒736(ホルヘ・マルティン)
オールタイムラップレコード: 1分57秒790(2022/ホルヘ・マルティン)
ベストレースラップ: 1分59秒634(2012/ホルヘ・マルティン)
テストベストラップ: 1分58秒131(2022/エネア・バスティアニーニ)
Sepang MotoGP™ Official Test Results