『FIM MotoE™ World Championship(MotoE™世界選手権)』は、2025年シーズンに向けて、4月11日から13日に第5戦カタルーニャ大会の舞台となるバルセロナ-カタルーニャ・サーキットでテストを実施。ドゥカティ・コルセが供給3年目に向けて、車両総重量の軽量化に成功したエレクトリックバイク『V21L』を初試乗した。
レースシミュレーション
2日目に7ラップのレースシミュレーションが実施され、マッテオ・フェラーリがトップでフィニッシュ。昨年5月の第3戦カタルーニャ大会で記録されたトータルタイム(レース1:12分44秒802/レース2:12分42秒300)を上回る12分39秒491を記録すれば、マッティア・カサデイは0.192秒差の2番手。エリック・グラナドは0.792秒差の3番手。オスカル・グティエレスとアンドレア・マントヴァーニがトップ5入り。初参戦組の最高位はロレンソォ・バルダッサーリの9番手。
予選シミュレーション
3日目のラストセッションとして、公式予選のシミュレーションが実施され、アレッサンドロ・ザッコーネが非公式ながら昨年のレース1で樹立されたオールタイムラップレコード(1分48秒025)を0.221秒更新する1分47秒804の1番時計を記録。エリック・グラナドは0.162秒差の2番手、アンドレア・マントヴァーニは0.414秒差の3番手。オスカル・グティエレスとジョルディ・トーレスがトップ5入り。初参戦組の最高位はロレンソォ・バルダッサーリの6番手。
3日間総合
マッテオ・フェラーリが3日目2度目のセッションで非公式ながらオールタイムラップレコードを0.660秒更新する1分47秒365の総合1番時計を記録。マッティア・カサデイ、アレッサンドロ・ザッコーネ、エリック・グラナド、ニコラス・スピネッリが1分47秒台に進出してトップ5入り。初参戦組の最高位はロレンソォ・バルダッサーリの8番手。
現王者負傷
チャンピオンナンバーのゼッケン『1』を選択した現王者エクトル・ガルソは、初日最初のセッション、フリープラクティス1の2ラップ目に転倒。左手を強打したことから、その後のテストをキャンセルした。
開幕戦フランス大会
開催7年目は例年通り『MotoGP™』の併催として、欧州の7ヶ国で全7戦を開催。4週間後の5月9日と10日に2023年以来2度目のオープニングラウンドに指名されたルマンのブガッティ・サーキットで開幕戦が開催され、開幕戦直前の5月8日にはテストセッションが予定され、『Women’s Circuit Racing World Championship(女子世界選手権)』の開幕戦と開催日程が重なったことからテストを不参加したマリア・エレーラが合流する。