フェルミン・アルデグエが地元で今季初優勝

ジョー・ロバーツが3戦連続の2位を獲得してポイントリーダーに初浮上。小椋藍6位

第4戦スペインGP決勝レース(周回数21ラップ)は28日、現地時間12時15分からヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで行われ、ポールポジションのフェルミン・アルデグエが7ラップ目からレースをリード。1分41秒前半のリズムを刻んで、13年前に初めてサーキット観戦をした思い出の舞台で昨年11月の最終戦バレンシアGP以来今季初優勝を挙げ、総合7位から3位に浮上した。

気温17度、路面温度33度のドライコンディションの中、11番グリッドのジョー・ロバーツはステップ・バイ・ステップでポジションを上げ、1.287秒差の2位。第2戦ポルトガルGPから3戦連続の2位を獲得すれば、4番グリッドのマヌエル・ゴンザレスはホールショットを決めて序盤に優勝争いを繰り広げ、1.568秒差の3位に入り、第2戦ポルトガルGPに続き今季2度目の表彰台を獲得。

6番グリッドのセルジオ・ガルシアは4位。2番グリッドのアルベルト・アレナスは今季の最高位5位。

17番グリッドの小椋藍は1ラップ目15番手、7ラップ目13番手、10ラップ目10番手、12ラップ目9番手、16ラップ目7番手、18ラップ目6番手に浮上し12.490秒差の6位。8番グリッドのトニー・アルボリーノ、9番グリッドのジェリミー・アルコバ、7番グリッドのチェレスティーノ・ヴィエッティ、12番グリッドのソムキアット・チャントラがトップ10入り。

13コーナーで相次ぐ転倒

16番グリッドのアロンソ・ロペスは7番手走行中の18ラップ目13コーナーで転倒。3番グリッドのジェイク・ディクソン、5番グリッドのディオゴ・モレイラ、10番グリッドのマルコス・ラミレス、19番グリッドのセナ・アギウス、20番グリッドのボ・ベンスナイダー、23番グリッドのデニス・フォッジャ、28番グリッドのアレイシ・エスクリチも13コーナーで転倒。

佐々木歩夢は2日目の転倒が原因で欠場した。

チャンピオンシップ

総合2位ジョー・ロバーツは20ポイントを加算。チャンピオンシップの歴史において、アメリカ人ライダーとしては2006年のニッキー・ヘイデン以来、初めてポイントリーダーに飛び出せば、ポイントリーダーのセルジオ・ガルシアは13ポイントを加算したが、5ポイント差の2位に後退。

総合7位フェルミン・アルデグエは、22ポイント差から15ポイント差の3位に浮上。総合6位マヌエル・ゴンザレスは、21ポイント差から23ポイント差の4位。総合5位小椋藍は18ポイント差から26ポイント差にギャップが広がった。

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