『JuniorGP™』~ジョエル・エステバンが復帰後初優勝

自信を取り戻し、経験を積む目的でアスパル・ジュニア・チームからジュニアGP™世界選手権に復帰したジョエル・エステバンがウェットレースで優勝

FIM JuniorGP™ World Championship(ジュニアGP™世界選手権)』は、7月4日から6日に初めてフランスのマニクール・サーキットで開催。第3戦フランス大会は、4つのカテゴリー、『JuniorGP™ World Championship(ジュニアGP™世界選手権)』、『Moto2™ European Championship(Moto2™欧州選手権)』、『European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ)』、『Stock European Championship(ストック欧州選手権)』を実施した。

ジュニアGP™世界選手権

レース前に雨が降ったことから、サイティングラップの時間が拡大され、周回数が15ラップから10ラップに短縮されたが、赤旗が提示されたことから7ラップ目の順位が結果に反映され、14番グリッドのジョエル・エステバン(スペイン)が優勝。自信を取り戻し、経験を積む目的で復帰した同選手権で、2023年11月の最終戦バレンシア大会レース2以来今季初優勝を挙げれば、8番グリッドのケーシー・オゴーマン(アイルランド)は0.764秒差の2位に入り、今季初表彰台。4番グリッドのリコ・サルメラ(フィンランド)は1.308秒差の3位に入り、開幕戦エストリル大会から4レース連続の表彰台を獲得。

ポールポジションのブライアン・ウリアルテ(スペイン)はトップ走行中に転倒を喫して24番手まで後退したが10位まで挽回。三谷然は23番グリッドから20.923秒差の9位。デビューレースから4レース連続してポイント圏内でチェッカーフラッグを受け、内海孝太郎は30番グリッドから1ラップ遅れの27位。

チャンピオンシップはブライアン・ウリアルテが総合1位を維持。リコ・サルメラは13ポイント差の総合2位、ジョエル・エステバンは31ポイント差の総合3位に接近。

レッドブル・ルーキーズ・カップで総合1位に進出するハキム・ダニッシュ(マレーシア)は1ラップ遅れの29位だったことから総合6位に後退。同カップの総合3位ヴェータ・プラタマ(インドネシア)は12位で4ポイントを稼ぎ、総合19位に浮上した。

Moto2™欧州選手権

レース1はドライコンディション。アルベルト・フェルナンデェス(スペイン)が3人の優勝争いに競り勝ち、今季2勝目を挙げれば、レース2は激しい雨が降ったウェットコンディションは8ラップ目に転倒による赤旗が提示され、2番手に10秒以上のギャップを広げていたアルベルト・スーラ(イタリア)が独走で今季初優勝。

ポイントリーダーのウナイ・オラードレ(スペイン)は4位と11位。第9戦イタリアGPから『Moto2™』に参戦するエリック・フェルナンデェス(スペイン)は、世界舞台に専念するために欠場した。

ヨーロピアン・タレント・カップ

レース1はドライコンディション。グループによる優勝表彰台争いがゴールラインまで繰り広げられ、イデミツ・アジア・タレント・カップ出身のキアンドラ・ラマディパ(インドネシア)がデビューから5レース目で初優勝。レース2はウェットコンディションとなり、レース1で4位だったフェルナンド・ブホサ(スペイン)が開幕戦エストリル大会レース1以来今季2勝目を挙げた。

ボルハ・ゴメス

2022年にスペイン選手権のスーパーバイククラスで総合2位を獲得した後、10月にセパン・インターナショナル・サーキットで開催された第19戦マレーシアGPに負傷代役として『Moto2™』にデビュー。2023年からフルエントリーライダーとして第14戦日本GPまで参戦。2023年からMoto2™欧州選手権に参戦。今季はカテゴリーをストックに変更すると、開幕戦エストリル大会と第2戦ヘレス大会で連続優勝を挙げ、ポイントリーダーとして、第3戦フランス大会に臨んだが、練習走行となった7月3日に転倒後、他車と激突したことが原因で死亡。享年20歳。

次戦アラゴン大会

3週間後の7月25日から27日にモーターランド・アラゴンで開催。

 

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