『FIM JuniorGP™ World Championship(ジュニアGP™世界選手権)』は、5月1日から4日にポルトガルのシルクイート・ド・エストリルこと通称エストリル・サーキットで開幕戦エストリル大会を開催。4つのカテゴリー、『JuniorGP™ World Championship(ジュニアGP™世界選手権)』、『Moto2™ European Championship(Moto2™欧州選手権)』、『European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ)』、『Stock European Championship(ストック欧州選手権)』が実施され、41ヶ国から155名のライダーたちがエントリーした。
ジュニアGP™世界選手権
20ヶ国から33名が出走。最多はイタリアの7名。スペインから5名、日本からは2名がエントリー。昨年、最低出走年齢16歳の誕生日を迎え、終盤3戦に参戦しながら、2勝を挙げて総合10位に進出したブライアン・ウリアルテ(スペイン)が2番グリッドからレースをリードして、フルエントリーライダーとしてのデビューレースで優勝。
2022年のイデミツ・アジア・タレント・カップでチャンピオンに輝いたハキム・ダニッシュ(マレーシア)は3番グリッドから7.931秒差の2位。参戦2年目の緒戦で初表彰台を獲得すれば、リコ・サルメラ(フィンランド)がポールポジションから3位表彰台。
2024年のイデミツ・アジア・タレント・カップでタイトルを獲得した三谷然は、デビューレースで11番グリッドから16.698秒差の8位。『Moto3™』の序盤4戦で負傷代役として参戦したジョエル・エステバン(スペイン)は9位。参戦4年目を開始した内海孝太郎は42.555秒差の16位だった。
Moto2™欧州選手権
15ヶ国から34名が出走。最多はスペインの13名。2レースが実施され、昨年総合5位ウナイ・オラードレ(スペイン)がレース1、総合4位アルベルト・フェルナンデェス(スペイン)がレース2で優勝。
『MotoE™世界選手権』にレギュラー参戦するオスカル・グティエレス(スペイン)はデビュー戦で7位と8位。所属チームが『Moto2™』参戦をキャンセルしたため、同クラスに復帰することになったダニエル・ムニョス(スペイン)は5位とリタイア。2024年王者ロベルト・ガルシア(スペイン)はリタイアと12位。『Moto3™』の序盤4戦で負傷代役として参戦したアドリアン・クルセス(スペイン)は連続リタイア。
ヨーロピアン・タレント・カップ
18ヶ国から54名が出走。最多はスペインの18名。昨年総合22位だった参戦4年目のフェルナンド・ブホサ(スペイン)がレース1で初優勝。昨年タイトルを獲得したカルロス・カノ(スペイン)はレース1でリタイアしたが、レース2で優勝を挙げた。
次戦ヘレス大会
4週間後の5月28日から6月1日にヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで第2戦ヘレス大会が開催。