第5戦スペインGPのプラクティスは、4月25日現地時間13時15分からヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで行われ、2週間前の第4戦カタールGP決勝レースで技術的な問題が発生してリタイアを強いられ、総合1位から総合2位に後退したホセ・アントニオ・ルエダが午前のフリープラクティス1で今季初めて1番手発進を決めた後、17ラップを周回し、1年前の2024年にダビド・アロンソが初日午後のプラクティス1で樹立したオールタイムラップレコード(1分43秒710)に接近する1分47秒770を刻んで週末2度目、今季5度目の1番時計を記録した。
気温23度、路面温度33度のドライコンディションの中、新人勢の最高位に進出する総合7位アルバロ・カルペは、週末最初のセッションで2番手に進出した後、12ラップを周回して1.042秒差の2番手を維持。
日本勢3番手&4番手
前戦で0.009秒差の2位を獲得した総合6位古里太陽は午前15番手、午後は13ラップを周回して1.057秒差の3番手。前戦で0.042秒差の3位を獲得した総合11位山中琉聖は午前12番手、午後は最多18ラップを周回して1.077秒差の4番手。
総合23位ヤコブ・ルールストーンは、今季のベストセッションとなる5番手。総合17位ダビド・ムニョスは6番手。
ポイントリーダーのアンヘル・ピケラスはフリープラクティス1で9番手、プラクティスは1.281秒差の7番手。総合3位ジョエル・ケルソは8番手。総合19位ルケ・モードレーは9番手。
総合4位アドリアン・フェルナンデェスは7ラップ目の1コーナーで今季3度目の転倒を喫して10番手。総合12位ダビド・アルマンサは8ラップ目の2コーナーでオールクラス最多となる今季8度目の転倒を喫して15番手。総合10位ルカ・ルネッタは連続転倒を喫して19番手。総合13位リッカルド・ロッシは午前に続き、午後も技術的な問題が発生して周回できなかった。
負傷代役
第3戦アメリカズGPでキャリア初の表彰台を獲得した総合5位マッテオ・ベルテッレは、トレーニングアクシデントが原因で右脚の脛骨と左腕の上腕骨を開放骨折したことから第4戦カタールGPから欠場。現時点で復帰の目途が立っていないことから、レベルアップ-MTAは第5戦スペインGPからビセンテ・ペレスを代役として起用。
17歳の誕生日を迎え、第3戦アメリカズGPでデビューした総合15位マキシモ・キレスは、トレーニングアクシデントが原因で右手の親指を骨折したことから第4戦カタールGPから欠場。CFモト・アスパル・チームは代役として、ジュニアGP™世界選手権で起用する総合22位ジョエル・エステバンを2戦連続して招集。
第2戦アルゼンチンGPで右手首を骨折した総合24位マルコス・ウリアルテは、3戦連続の欠場。GRYD‐MLAV・レーシングは前戦カタールGPに引き続き、アドリアン・クルセスを負傷代役に指名。前戦のフリープラクティス1で転倒を喫した際に左足を骨折したことから欠場を強いられたが、開催前日のメディカルチェックを受け、出走の許可を得た。
公式予選
決勝レースのグリッドを決定する公式予選1は3月29日12時50分(日本時間19時50分)、公式予選2は13時15分(20時15分)開始。
RESULTS