第5戦スペインGPのフリープラクティス1は、4月25日現地時間10時45分からヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで行われ、2週間前の第4戦カタールGPで2番グリッドからティソ・スプリントで2位、決勝レースで6位だった総合2位アレックス・マルケスが18ラップを周回し、10ラップ目の1コーナーで今季2度目の転倒を喫したが、フロント、リア共に新品タイヤを装着したバイクに乗り換えて唯一1分36秒台に進出し、今季3度目のトップタイムをマーク。昨年4月の第4戦スペインGP以来今季初めて1番手発進を決めた。
ポイントリーダー2番手発進
気温21度、路面温度28度のドライコンディションの中、前戦で今季3度目のダブルウィンを達成したポイントリーダーのマルク・マルケスはセッション序盤に技術的な問題が発生したが、フロント、リアともに同じタイヤで18ラップを周回して0.357秒差の2番手。
Hey @marcmarquez93, you're supposed to park it here 😅#SpanishGP 🇪🇸 pic.twitter.com/w5Ks3AVoGf
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) April 25, 2025
総合3位フランチェスコ・バグナイアは16ラップを周回して0.701秒差の7番手。総合4位フランコ・モルビデリは21ラップを周回して0.808秒差の10番手。総合5位ファビオ・ディ・ジャンアントニオは12番手。総合14位フェルミン・アルデグエは18番手。
ヤマハ勢今季のベストスタート
総合8位ファビオ・クアルタラロは17ラップを周回して0.590秒差の3番手。総合15位ジャック・ミラーは18ラップを周回して0.686秒差の6番手。総合16位アレックス・リンスは17ラップを周回して0.730秒差の9番手。ジャック・ミラーとアレックスは3度目のランでフロント、リアともに新品タイヤを履けば、総合20位ミゲール・オリベイラの負傷代役に指名されたヤマハのテストライダー、アウグスト・フェルナンデェスは20ラップを周回して17番手。
マーベリック・ビニャーレス4番手
総合18位マーベリック・ビニャーレスは20ラップを周回して0.594秒差の4番手。今季のベストスタートとなれば、総合12位ブラッド・ビンダーは14番手。総合11位ペドロ・アコスタは19番手。総合13位エネア・バスティアニーニは20番手。
ホンダ勢2台がトップ10入り
総合17位ジョアン・ミルは17ラップを周回して0.670秒差の5番手。総合6位ヨハン・ザルコは18ラップを周回して0.707秒差の8番手。
ワイルドカード参戦するホンダのテストライダー、アレイシ・エスパルガロは17ラップを周回。3度目のランの際にフロント、リアともに新品タイヤを装着して11番手に進出すれば、総合10位ルカ・マリーニは16番手。ソムキアット・チャントラは22番手。
総合7位マルコ・ベツェッキは最多22ラップを周回して1.105秒差の13番手。総合9位小椋藍は出走23人中唯一2度のランで20ラップを周回して1.263秒差の15番手。総合19位ラウール・フェルナンデェスは21番手。ホルヘ・マルティンの負傷代役として招集されたアプリリアのテストライダー、ロレンソォ・サバドーリはテストプログラムに取り組んで18ラップを周回して23番手。
プラクティス
4月26日の公式予選1と公式予選2の振分けを決定するプラクティスは、現地時間15時00分(日本時間22時00分)スタート。
安全面向上
ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトは、安全面の向上を目的に計画的な改修工事を実施し、2コーナー、6コーナー、10コーナー、13コーナーのランオフエリアを拡張。5コーナーの内側に位置する象徴的なタワーも改修した。
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