チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツが世界展開する『Road to MotoGP™』のプログラムの1つであり、本田技研と出光興産の協力を得て、アジア地域及びオセアニア地域におけるライダーの発掘及び育成を目的に2014年に設立した大会『Asia Talent Cup(アジア・タレント・カップ)』は、週末にルサイル・インターナショナル・サーキットで『MotoGP™』第4戦カタールGPの併催として第2戦カタール大会を開催。
レース1
今季初めてポールポジションを獲得した荻原羚大(おぎわらりょうた)と2戦連続の1列目となる2番グリッドからスタートした池上聖竜(いけがみせいりゅう)が優勝争いを展開。荻原羚大が僅少さで競り勝って、開幕戦タイ大会のレース1から3レース連続の優勝を挙げれば、池上聖竜は0.041秒差の2位。
デビュー戦の9番グリッドを上回る5番グリッドからスタートした飯高新吾(いいだかしんご)は3位争いに競り勝って今季初に表彰台を獲得。
レース2
荻原羚大と池上聖竜がスタートからライバルたちを引き離して、レース1を再現するように1対1のバトルを展開。最終ラップの最終コーナーまで繰り広げられた優勝争いは、荻原羚大に軍配が上がり、池上聖竜は0.204秒差の2位。
6人の3位争いは、飯高新吾がグループトップでフィニッシュ。レース1の1ラップ目に転倒リタイアを喫した3番グリッドの松山遥希(まつやまはるき)は8位。
チャンピオンシップ
ポイントリーダーの荻原羚大は、開幕戦から2戦連続のダブルウィンを達成して週末に50ポイントを加算。2戦を終えて100ポイントに到達すれば、総合2位の池上聖竜は連続2位で40ポイントを稼いだが、ギャップが10ポイント差から20ポイント差に拡大。総合3位のノプルッポン・ブンプラウズ(タイ)は7位と4位に進出して49ポイント差。
総合9位の飯高新吾は連続3位で32ポイントを稼ぎ、56ポイント差の総合4位に浮上。総合5位アルフォンシ・ダギューガン(フィリピン)は総合5位を維持。総合4位の松山遥希は63ポイント差の総合6位に後退した。
次戦マレーシア大会
シーズン3戦目は、16週間後の8月2日と3日にマレーシアのペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催。