ホセ・アントニオ・ルエダが今季2度目の独走優勝

ジョエル・ケルソとマッテオ・ベルテッレが表彰台、古里太陽は9位、山中琉聖は他車の転倒に巻き込まれて19位

第3戦アメリカズGP決勝レース(周回数14ラップ)は、3月30日現地時間11時00分からサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、4番グリッドのホセ・アントニオ・ルエダが2ラップ目1番手に立ち、4ラップ目にアドバンテージを1.5秒差、6ラップ目には2.0秒差に拡大。1年前に急性虫垂炎が原因で緊急手術を受けたことから決勝レースを欠場したグランプリで開幕戦タイGPに続き今季2勝目、3戦連続の表彰台を獲得した。

ダブルポディウム

気温23度、路面温度27度のドライコンディションの中、3番グリッドのジョエル・ケルソは1ラップ目5番手に後退したが、4ラップ目に3人を抜いて2番手に浮上し、自己最高位となる2.399秒差の2位。2023年10月の第16戦オーストラリアGP以来となる2度目のトップ3入りを果たせば、10番グリッドのマッテオ・ベルテッレは4.200秒差の3位に入り、参戦54戦目で初表彰台を奪取。レベルアップ-MTAがダブルポディウムを獲得した。

Joel Kelso, Matteo Bertelle, Red Bull Grand Prix of the Americas
Joel Kelso, Matteo Bertelle, Red Bull Grand Prix of the Americas

デビュー戦5位

11番グリッドのアンヘル・ピケラスは3人による4位争いに競り勝ち、2番グリッドのマキシモ・キレスはデビューレースでホールショットを決めて1ラップ目をリードした後、レッドブル・ルーキーズ・カップ時代のライバルたちと4位争いを繰り広げて5位。7番グリッドのアルバロ・カルペは6位。5番グリッドのデニス・フォッジャは7位。16番グリッドのアドリアン・クルセスは負傷代役ながら自己最高位の8位。

17番グリッドの古里太陽は2ラップ目14番手、4ラップ目11番手、5ラップ目9番手に浮上して22.251秒差の9位。2戦連続の1桁台に進出すれば、15番グリッドのコーマック・ブキャナンは10位。

9番グリッドのアドリアン・フェルナンデェスはエンジンがかからず、サイティングラップをキャンセルしたことから最後尾からスタートしたが、ジャンプスタートによりダブルロングラップペナルティが科せられた後、12位まで挽回。

21番グリッドのバレンティン・ペローネは10ラップ目の6コーナーで転倒した際に直ぐ後ろに位置していた19番グリッドの山中琉聖に激突。山中は最後まで走って19位。

ポールポジションのダビド・ムニョスは2番手走行中の4ラップ目1コーナーで転倒。6番グリッドのルカ・ルネッタは7番手走行中の5ラップ目に転倒。

公式予選1で今季4度目の転倒したタットチャコーン・ブーシュリは、膝を負傷したことから欠場した。

チャンピオンシップ

ポイントリーダーのホセ・アントニオ・ルエダは25ポイントを加算。総合3位アンヘル・ピケラスは12ポイント差から24ポイント差の総合2位に浮上すれば、総合2位アドリアン・フェルナンデェスは5ポイント差から26ポイント差の総合3位に後退。

総合10位古里太陽は7ポイントを加算したが、ポイントリーダーとのギャップが30ポイント差から48ポイント差に拡大。総合14位山中琉聖は総合17位に後退した。

RESULTS

 

フルスロットル!

世界で最もエキサイティングなスポーツのシーズン全22戦、フリープラクティス1から公式予選、ティソ・スプリント、決勝レースまで完全網羅の生中継オンデマンドで配信
『ビデオパス』なら、いつでも、どこでも、観たいときに視聴が可能

サブスクリプション
オフィシャルニュースレター
定期的にメールで配信される動画を含めたコンテンツの受信を希望する場合、オフィシャルウェブにユーザー登録