ドゥカティ・レノボ・チームのマルク・マルケスは、第3戦アメリカズGPの公式予選で週末3度目のトップタイムをマーク。プレミアクラスで69度目、オールクラスで97度目、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで2019年以来6年ぶり8度目のポールポジションを奪取。
10ラップのティソ・スプリントは、1ラップ目の1コーナーからチームメイト、フランチェスコ・バグナイアとの間で激しいトップ争いを繰り広げ、17コーナーにはハイサイドから飛ばされそうになったが、最終コーナーをトップで立ち上がると、2ラップ目にファステストラップを叩き出してレースの主導権を握り、開幕戦タイGPからキャリア初の3戦連続の優勝を達成した。
「あの長い右カーブでちょっとした、いや本当に怖い思いをしたから、その後は特に注意した。スタートすると、ペッコ・バグナイアが良いスタートで飛び出してくるのが見えた。彼は序盤に苦労するだろうと感じていたから、ギャップを広げて、レース全体をコントロールするために、1ラップ目にプッシュしたかったけど、上手く行かず、力み過ぎてしまい、あの瞬間があったけど、次のコーナーでもう1度前に出て、より落ち着いて、よりスムーズに走った。それこそ求めていた走り。あとは、アレックス・マルケスとのギャップをコントロールするだけだった。」
有力候補という重圧
「その日が来ることは重々承知している。それは明日かもしれない。明日であれ、カタールであれ、ヘレスであれ、どこであれ、その日が来るかもしれないと理解しなければいけないけど、全ての予選でポールポジションを獲得したり、全てのスプリントに勝ったり、全てのレースで勝ったりすることは不可能。その日はニュースになるだろう。それは僕たちが多くの勝利を挙げていることを意味するから、ウエルカムなニュースだけど、この傾向を1年間ずっと続くとは不可能だと分かっている。」
「マネジメントや苦難の瞬間は必ず来る。転んで素晴らしい週末が一瞬で大惨事になってしまうかもしれないから、明日も100%集中する。昨日は転んだ。今日も怖い思いをした。最大限の集中を続け、何よりも、チャンスを活かして、最大限のポイントを稼がなければいけない。」
アレックス・マルケス2位
「僕たちがワンツーということは、もはやニュースではないけど、これは普通のことではない。この瞬間を楽しまなければいけない。僕たちは絶好調。アレックスが僕たちよりも速いレースとサーキットが来るだろう。そのときはそれを理解するとき。」
「ペッコが速いサーキットも来るだろう。この勢いを維持できれば、お互いに良い雰囲気を持ち、どちらも自宅でポジティブな雰囲気となり、それが既に大きな助けとなっている。僕たちは自信を持ってレースに臨む。」
決勝レースの展望
「3人のドゥカティに他のライダーが加わり、非常にフィジカルなレースとなるだろう。ペースは非常に遅く、トラックコンディションが大きく変化し、週末を通じて現れなかった問題が発生するため、それらを解決する手段を理解する必要がある。」
ポイントリーダーは12ポイントを加算。総合2位アレックス・マルケスに対して、アドバンテージを19ポイント差に拡大。総合3位フランチェスコ・バグナイアには36ポイント差に広げた。