チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツが世界展開する『Road to MotoGP™』のプログラムの1つであり、本田技研と出光興産の協力を得て、アジア地域及びオセアニア地域におけるライダーの発掘及び育成を目的に2014年に設立した大会『Asia Talent Cup(アジア・タレント・カップ)』は、今週末に開催13年目のシーズンが始まり、チャーン・インターナショナル・サーキットで開幕戦タイ大会が『MotoGP™』の併催として開催する。
オフィシャルテスト
2017年以来4度目の開幕戦に指名されたチャーン・インターナショナル・サーキットに2月21日から2日間のテストを実施。2025年シーズンにレギュラー参戦するヤングライダーたちが集結すると、2023年総合3位、2024年総合2位を獲得した荻原羚大(おぎわらりょうた)が全てのセッションで1番時計を記録して総合1番手に進出。
参戦1年目の2024年に総合5位に進出した池上聖竜(いけがみせいりゅう)と総合9位のアルフォンシ・ダギューガン(フィリピン)は総合2番手と総合3番手。昨年10月末にペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットのゴーカートで開催された選考会で合格した松山遥希(まつやまはるき)は新規参戦組の中で1番手となる総合4番手。昨年の第4戦日本大会でワイルドカード参戦した飯高新吾(いいだかしんご)は総合8番手。
2日目の11時30分から実施された最初のレースシミュレーションでは、荻原羚大がトップでチェッカーフラッグを受け、池上聖竜は9.266秒差の2番手。アルフォンシ・ダギューガン(フィリピン)は9.316秒差の3番手。松山遥希は4番手、飯高新吾は12番手。
15時10分から2度目のレースシミュレーションは、池上聖竜がトップ。アルフォンシ・ダギューガンは0.204秒差の2番手。最初のシミュレーションで8番手だったノプルッポン・ブンプラウズ(タイ)は0.244秒差の3番手。松山遥希は4番手、飯高新吾は7番手。荻原羚大は13ラップ目に転倒した。
開催日程
全7戦中6戦は『MotoGP™』の併催。第3戦は最終戦と同じ会場となるペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで8月2日から2日間の単独開催。第4戦の日本大会は9月26日から28日にモビリティリゾートもてぎで開催。最終戦マレーシア大会前の10月21日から22日には、来年の開催に向けて選考会が実施される。
タイムスケジュール
2月27日(木)
15時00分(17時00分): 写真撮影
2月28日(金)
12時00分(14時00分): フリープラクティス1(25分間)
16時25分(18時25分): フリープラクティス2(25分間)
3月1日(土)
12時10分(14時10分): 公式予選(25分間)
16時10分(18時10分): レース1(15ラップ)
3月2日(日)
09時45分(11時45分): レース2(15ラップ)