トラックハウス・レーシングが一新されたデザインを公開

ナスカーチームとの合同発表会で小椋藍とラウール・フェルナンデェスがアプリリア機のカラーリングを披露

トラックハウス・レーシングは、1月14日にアメリカ・ノースカロライナ州の南西部に位置する同州最大の世界都市シャーロットに構えるレーシング本部でチーム発表会を開催。

起用2年目となるラウール・フェルナンデェスと中量級王者としてプレミアクラスに初参戦する小椋藍が提携先のアプリリアから供給される2025年型のカラーリングを初公開。2021年にレース活動を始めて以来、トラックハウスの特徴となっている鮮やかなブルーとブラックのベースカラーに蛍光イエローをアクセントと加えたものとなり、同時に全米自動車競走協会が統括するストックカーレース『NASCAR Cup Series(ナスカーカップシリーズ)』に参戦するチームのラインナップと車両のカラーリングを披露した。

ラウール・フェルナンデェス

「新車は素晴らしい。この色で走れることが本当に嬉しい。テレビやスタンドからよく映えて見えると思う。グリッドの他車とはかなり違う。ガルフのような巨大なブランドが加わったことが嬉しい。僕たちには新しい挑戦があり、新しい年であり、新しい目標がある。今年は本当にナイスな年になることを願っている。僕たちは懸命働き、僕は冬の間、自分を鍛えるために沢山のことに取り組んできた。素晴らしいシーズンになると思う。さあ、楽しもう!」

小椋藍

「最初にトラックハウスに感謝したい。もうすぐシーズンが始まることが本当に嬉しい。今年が楽しみ。僕にとっては大きなチャレンジになるけど、チームには仲間がいて、全員がやる気に満ち、チーム内の雰囲気は最高。セパンでの最初のテストを始めるのが待ちきれない。僕たちのデザインは本当に素晴らしい。この美しいバイクに乗るのが待ちきれない。今シーズン何ができるか楽しみ。」

ジャスティン・マークス(チームオーナー)

「本当に興奮しています。新しいチャンピオンシップでの初年度は、私やチームの多くのメンバーにとって多くのことを学びました。今は『MotoGP™』プログラムがトラックハウスの全体像にどのように適合するかを理解し始めているところ。このチャンピオンシップに参戦できることに、誰もがとても興奮し、2025年が楽しみです。アプリリアのバイクは速くなると思います。ラウール・フェルナンデェスはますます良くなります。小椋藍がチームに加わることにも大変興奮しています。テストに行き、シーズンをスタートさせる準備ができています。」

「ラウールの起用に大変興奮しています。2024年には信じられないほどのスピードを見せた時もありました。彼はこのオフシーズンに、週末に自分がどこにいるべきかを精神的に理解し、準備の面で大きな一歩を踏み出しています。私たちはそのことを楽しみにし、将来的には表彰台を獲得できると思います。バイクがあり、スピードもあり、メカニックやエンジニアの才能も確かに豊富です。我々は既に必要な要素を備えていることを示しており、ラウールはトップ争いができる才能を具えていることから、もちろん、我々はそれをさらに追求します。」

「私は新人が大好きです。定義のつかない未熟な才能を採用し、新しいポジションに就かせ、周囲のサポートを与え、トップレベルのプロアスリートに成長させるのが大好きです。我々が小椋藍と契約を締結し、チームに加入することを発表したとき、彼はまだチャンピオンシップをリードしていませんでした。チャンピオンシップを争っていましたが、加入が発表されるやいなや、それを打ち破り、タイトルを獲得しました。これはまさに何ができるのかを示しています。今年参戦する新人たちを見てみると、ワールドチャンピオン以上に望むものがあるでしょうか?我々は彼の才能に大変興奮しています。」

「当社にとって最大のマイルストーンは、世界最高のブランドと提携したことです。ナスカーでもこれを実現しました。ガルフのような象徴的なブランドをトラックハウスの旅に迎え入れ、当社に投資し、ともに成長してもらうことは、私にとって大変重要なことです。このプロジェクトを進めているガルフの幹部たちには、モータースポーツの歴史には素晴らしい瞬間があり、そのようなブランドがトラックハウスと提携し、バイクにロゴを付けることは光栄なことであり、素晴らしいことであり、そのバイクをレーストラックで走らせることが待ちきれないと伝えました。とても特別なことです。」

ダビデ・ブリビオ(チームプリンシパル)

「これはトラックハウス・レーシングとして2年目を迎えるという、1つの重要な瞬間です。1年目は学習の年でした。2年目のシーズンでは、これまでに学んだことを全て活用できるように努め、多くの新しいことに挑戦します。もちろん、バイクの新しいデザインはトラックハウスのイメージに近づくものであり、ガルフとの契約が締結されており、これもまた刺激的なデザインを意味します。このような象徴的なブランド、つまりモータースポーツの世界で私が個人的に常に尊敬してきたブランドの支援を受けるチームに携われることは本当に光栄です。特別なカラーリングを披露することが待ちきれません。これは素晴らしく、ユニークなものになると信じています。」

 「ライダーについては、ラウール・フェルナンデェスはより強くなるという目標を掲げています。そして、新人である小椋藍が加わることで、大きな変化が生まれます。彼は『Moto2™』ワールドチャンピオン。期待が高まっています。今シーズンは、昨年の成績を向上させるという野心を持ってスタートします。ライダーだけでなく、チームもますます学んでいます。ラウールが経験を積んで、より強くなるところが見られると確信しています。また、アイがレースごとにレベルアップし、成長する姿が見られると嬉しいです。それが目標です。本当に楽しみです。大変興奮しています。我々は体力的にも技術的にも十分に準備ができています。今シーズンに何を期待できるか見てみましょう。」

トラックハウス・レーシングは、2月5日から7日にマレーシアのペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催される今年最初のオフィシャルテストに参加。小椋藍は1月31日から2月2日に同地で開催されるシェイクダウンテストに参加し、デビューシーズンに向けて本格的な準備に取り組む。

オフィシャルニュースレター
定期的にメールで配信される動画を含めたコンテンツの受信を希望する場合、オフィシャルウェブにユーザー登録