『FIM JuniorGP™ World Championship(ジュニアGP™世界選手権)』は、今週末にモーターランド・アラゴンでシーズン6戦目を開催。
第6戦アラゴン大会は『FIM JuniorGP™ World Championship(ジュニアGP™世界選手権)』と『Stock European Championship(ストック欧州選手権)』が各1レース。『European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ)』と『Moto2™ European Championship(Moto2™欧州選手権)』が各2レースを実施。
ジュニアGP™世界選手権
既に『Red Bull MotoGP™ Rookies Cup(レッドブル・ルーキーズ・カップ)』のタイトル獲得に成功し、4週間前にヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで開催された前戦ヘレス大会の2レースで連続3位を獲得したアルバロ・カルペ(スペイン)は、2年前のホセ・アントニオ・ルエダ、1年前のアンヘル・ピケラスに続き、史上3人目となるダブルチャンピオンを目指し、今季3度目の優勝、今季6度目の表彰台を狙う。
残り2戦3レース75ポイント差のタイトル争いで、19ポイント差の総合2位アドリアン・クルセス(スペイン)、23ポイント差の総合3位ヘスス・リオス(スペイン)、29ポイント差の総合4位マルコス・ウリアルテ(スペイン)、37ポイント差の総合5位アレッサンドロ・モロシ(イタリア)、38ポイント差の総合6位マキシモ・キレス(スペイン)、39ポイント差の総合7位グイド・ピニ(イタリア)、44ポイント差の総合8位コーマック・ブキャナン(ニュージランド)が逆転を目指す。
年齢制限
アルバロ・カルペは2007年6月生まれの17歳。『レッドブル・ルーキーズ・カップ』のタイトルを獲得したことから、特例として、来季『Moto3™』に参戦する権利を取得。年齢制限の競技規定改訂により、総合3位までに進出すれば、17歳でも参戦可能となることから、今月末に17歳の誕生日を迎えるヘスス・リオス、来年1月と3月に17歳となるグイド・ピニとマキシモ・キレスはトップ3を目指し、18歳のアドリアン・クルセスとコーマック・ブキャナン、19歳のマルコス・ウリアルテとアレッサンドロ・モロシは、パフォーマンスとリザルトで存在感をアピールして、『Moto3™』昇格を目指す。
総合10位エディ・オシェイは既に『Moto3™』に昇格。第15戦インドネシアGPから参戦を始めたことから、『ジュニアGP™世界選手権』を卒業。
週末の注目は、『レッドブル・ルーキーズ・カップ』で総合2位を獲得したブリアン・ウリアルテ(スペイン)。出走最低年齢16歳の誕生日を迎え、前戦でデビューすると2位と1位を獲得。タイトル争いをかき回す存在になるかもしれない。
日本勢の小田喜阿門(おだきあもん)は今季4度目のポイント圏内、内海孝太郎(うちうみこうたろう)は今季2度目のポイント圏内、上江洲葵要(うえずあおい)は予選突破を目指す。
Moto2™欧州選手権
ポイントリーダーのロベルト・ガルシア(スペイン)に2ポイント差の総合2位マッティア・カサデイ(イタリア)、17ポイント差の総合3位ダニエル・ムニョス、19ポイント差の総合4位アルベルト・スーラ(イタリア)、23ポイント差の総合5位アルベルト・フェルナンデェス(スペイン)、50ポイント差の総合7位羽田太河が挑戦。
総合6位ホルヘ・ナバーロはダブル参戦するスーパースポーツ世界選手権が今週末にポルトガルのエストリル・サーキットで開催することから欠場。鳥羽海渡もスーパースポーツ世界選手権に参戦。
注目は『Moto2™』へのレギュラー参戦を開始した総合3位ダニエル・ムニョス、第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPに負傷代役として参戦した総合8位ウナイ・オラドレ(スペイン)、第17戦オーストラリアGPに負傷代役が予定されている総合12位ハリソン・ヴォイト(オーストラリア)。日本から保坂洋祐が初参戦する。
ヨーロピアン・タレント・カップ
前戦のダブルウィンでポイントリーダーに飛び出したカルロス・カノ(スペイン)に25ポイント差の総合2位マルコ・モレリ(アルゼンチン)、37ポイント差の総合3位ダビド・ゴンザレス(スペイン)、39ポイント差の総合4位バレンティン・ペローネ(アルゼンチン)、42ポイント差の総合5位ジュリオ・プリエーゼ(イタリア)が挑戦。
注目は『レッドブル・ルーキーズ・カップ』で総合3位を獲得して、来季『Moto3™』昇格が決定したバレンティン・ペローネと『Idemitsu Asia Talent Cup(イデミツ・アジア・タレント・カップ)』で総合4位に進出する池上聖竜。