ヤマハ発動機は、9月19日にジャック・ミラーとの間で2025年の参戦に関して契約を締結し、来季からセカンドファクトリーチームとして活動するプラマック・レーシング(プリマ・プラマック・ヤマハ・ファクトリーチーム)に所属すると発表した。
ヤマハ発動機は、6月29日にプラマック・レーシングとパートナーシップに関して合意。2025年からの複数年契約を締結し、セカンドファクトリーチームとして活動を開始することになり、今回の発表により、2週間前の9月5日に来季からの起用を発表したミゲール・オリベイラと共にジャック・ミラーはヤマハから全面的な支援を受け、ヤマハのファクトリーマシン『YZR-M1』を駆けることになった。
リン・ジャービス(ヤマハ・モーター・レーシング/マネージングディレクター)
「ジャック・ミラーがプリマ・プラマック・レーシングのラインナップに加わると発表できることを嬉しく思い、ヤマハは彼を歓迎します。3つの異なるメーカーに所属し、10年間の参戦経験を持つジャック・ミラーはヤマハにとって貴重な資産となるでしょう。彼のスピード、知識、労働倫理、そしてチームスピリットは、2025年以降に『YZR-M1』のパフォーマンスを向上させる計画において、我々のプロジェクトにとって非常に貴重なものとなるでしょう。」
パオロ・カンピノティ(チームプリンシパル)
「ジャック・ミラーをチームに迎えることを嬉しく思います。我々は彼の成長をサポートしてきましたが、今では我々がよく知っているライダーのサポートを頼りに、ヤマハとの新たなコラボレーションを始めることができて嬉しく思います。シーズンの終わりに彼が最高の成績を収められることを願い、2025年に彼をホームに戻って来ることを嬉しく思います。」
ジノ・ボルソイ(チームマネージャー)
「2025年にジャック・ミラーと一緒に仕事ができることを嬉しく思います。彼はチームに良い思い出を残してくれました。一緒に新しい思い出を作ることができると確信しています。彼の豊富な経験は、ヤマハと共同で取り組む新しいプロジェクトの開発にとって間違いなく重要です。」
来季フル参戦14年目、最高峰クラス11年目を迎えるジャック・ミラーは、ホンダ機、ドゥカティ機、KTM機に続き、2018年から3年間所属した古巣から4メーカー目となるヤマハ機を走らせることになった。