『JuniorGP™』~ブリアン・ウリアルテがデビューウィン

元軽量級王者であり、元マルケス兄弟のパーソナルマネージャーを務めたエミリオ・アルサモーラが率いるチームに所属するグイド・ピニ、ブリアン・ウリアルテ、カルロス・カノが優勝

FIM JuniorGP™ World Championship(ジュニアGP™世界選手権)』は、週末にヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトでシーズン5戦目、第5戦ヘレス大会を開催。『FIM JuniorGP™ World Championship(ジュニアGP™世界選手権)』、『Moto2™ European Championship(Moto2™欧州選手権)』、『European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ)』、『Stock European Championship(ストック欧州選手権)』の4クラスのレースが行われた。

ジュニアGP™世界選手権

12週間前にアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェ、通称ポルティマオ・サーキットで開催された前戦ポルティマオ大会がデビュー戦となり、ポールポジションから2位と初優勝を挙げた2022年ヨーロピアン・タレント・カップ王者のグイド・ピニ(イタリア)は2戦連続のポールポジションからレース1で優勝。

先週末にミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで開催された『Red Bull MotoGP™ Rookies Cup(レッドブル・ルーキーズ・カップ)』で総合2位を獲得したブリアン・ウリアルテ(スペイン)は4週間前に出走最低年齢16歳の誕生日を迎え、週末がデビュー戦となり、2番グリッドからチームメイト、グイド・ピニとの優勝争いの末、0.085秒差の2位。

『レッドブル・ルーキーズ・カップ』の最終戦、シーズンファイナルレースでチャンピオンに輝いたアルバロ・カルペ(スペイン)は3番グリッドから13.094秒差の3位。

レース2は、最終ラップまで5人による優勝争いが展開され、ブリアン・ウリアルテが優勝。レース1で転倒を喫したマキシモ・キレス(スペイン)は5番グリッドから0.319秒差の2位。アルバロ・カルペは0.444秒差の3位。グイド・ピニは0.526秒差の4位だった。

日本勢は小田喜阿門(おだきあもん)が29番グリッドから37.853秒差の21位、31番グリッドから30.035秒差の23位。内海孝太郎(うちうみこうたろう)は25位と転倒。上江洲葵要(うえずあおい)は予選落ち。

残り2戦3レースのタイトル争いは、2年前のホセ・アントニオ・ルエダ、1年前のアンヘル・ピケラスに続き、史上3人目のダブルチャンピオンを目指すアルバロ・カルペが連続表彰台獲得でアドバンテージを拡大。4位と10位だった総合4位アドリアン・クルセス(スペイン)は7ポイント差から19ポイント差の総合2位に浮上すれば、転倒と5位だった総合2位ヘスス・リオス(スペイン)は2ポイント差から23ポイント差の総合3位に後退した。

Moto2™欧州選手権

第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP終了後、プレイカノス・レーシング・チームに所属していたボ・ベンスナイダーが解雇されたことにより、ジュニアチームに所属し、後任候補の筆頭に挙げられるダニエル・ムニョス(スペイン)が2番グリッドから今季3勝目。アルベルト・フェランデス(スペイン)は5番グリッドから優勝争い中にトラックリミットによるロングラップペナルティが科せられたが0.373秒差の2位まで追い上げて今季4度目の表彰台を獲得。『MotoE™世界選手権』で総合2位を獲得したマッティア・カサデイ(イタリア)は7番グリッドから12.058秒差の3位。羽田太河は11番グリッドから25.021秒差の5位。

残り2戦3レースのタイトル争いは、ポールポジションから独走態勢を築きながら転倒を喫したロベルト・ガルシア(スペイン)に対して、総合2位マッティア・カサデイが18ポイント差から2ポイント差に接近。優勝争い中に転倒を喫した総合3位アルベルト・スーラ(イタリア)は19ポイント差の総合4位に後退すれば、総合5位ダニエル・ムニョスは17ポイント差の総合3位に浮上した。

ヨーロピアン・タレント・カップ

総合2位カルロス・カノ(スペイン)はポールポジションからレース1とレース2で連続優勝。ポイントリーダーに浮上すれば、総合1位マルコ・モレリ(アルゼンチン)は28番グリッドから6位と5位だったことから、25ポイント差の総合2位に後退。池上聖竜は9番グリッドから13位と16位。ターナージーン健人は予選に進出できなかった。

シーズン6戦目

第6戦アラゴン大会は、4週間後の10月13日にモーターランド・アラゴンで開催。『ジュニアGP™世界選手権』は1レース、『Moto2™欧州選手権』と『ヨーロピアン・タレント・カップ』は各2レースが実施される。

RESULTS

オフィシャルニュースレター
定期的にメールで配信される動画を含めたコンテンツの受信を希望する場合、オフィシャルウェブにユーザー登録