『MotoGP™』買収に関する記者会見の抜粋

リバティ・メディアの『MotoGP™』買収に関して、ドルナスポーツの経営陣が記者会見

チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツは、第3戦アメリカズGP開催前日の11日にサーキット・オブ・ジ・アメリカズのプレスカンファレンスルームで4月1日に発表された『Liberty Media Corporation(リバティ・メディア・コーポレーション)』の『MotoGP™』買収に関して、最高経営責任者カルメロ・エスペレータ、最高商業責任者ダン・ロソモンド、最高競技責任者カルロス・エスペレータが説明。

カルロス・エスペレータ

「先週、我々はリバティ・メディアがドルナスポーツ株の約86%を取得するという大変特別な発表を行いました。この契約は規制当局の承認を条件として年末に完了する予定であり、その間、当社は現在の株主構成を継続します。契約後も、ドルナはスペインに拠点を置き、現在の経営陣とともに独立した企業として運営を継続します。我々はこの合意に大変満足しており、そのことを世界中と共有できることをとても嬉しく思います。」

「我々はリバティ・メディアとの契約を完了したら、協力できることを大変楽しみにしています。リバティ・メディアはスポーツの成功を促進する上で優れた実績を持っているため、これは『MotoGP™』の進化における完璧なステップとなるでしょう。パドック、国際モーターサイクリズム連盟、メーカー、チーム、ライダーに感謝したいと思います。 毎日より多くのファンを迎え、スポーツの裏側にある全ての興奮を一緒に共有できることをとても嬉しく思います。」

「皆さんは私を30年以上も前から知っており、これは我々が協力して取り組んだ結果です。これを可能にしてくれたメディアからファンまで、ここにいる皆さんに会えて大変嬉しいです。1992年に異なるレベルで始めたスポーツですが、今では世界で最も重要なスポーツの1つになりました。皆さんは我々にこの可能性があることをとても誇りに思っていると思います。パンデミックの最中、我々が協力し、これを可能にした困難な日々を思い出します。そしてこれは、過去32年間の皆さんの支援のおかげで可能となった歴史的な前進です。」

欧州外での開催拡大

カルロス・エスペレータ「2026年までは、多少の変更がありますが、ほぼ現状を継続する予定です。我々は22戦を超えることはできません。もっと多くの市場を開かなければならないなら、欧州外でももっと多くのレースを開催することになりますが、それは2027年まではありません。」

期待できる変化

カルロス・エスペレータ「契約は2024年末までに完了しません。我々が発言したように、そしてファンとして、我々はこのスポーツの一員であると思いますが、ファンには楽しみなことしかなく、ファンダムを共有できる人が増えると思います。リバティは、このスポーツに修正が必要だとは考えておらず、我々も同意します。パドックにいる全ての関係者と一緒に作り上げた素晴らしいスポーツだと思います。我々は協力し、フォーマットの大きな変更など、数年前から既に始めている多くのことに取り組み、従来のファンや市場を満足させ続けながら、世界中で我々のスポーツの知名度と認知度を高めます。契約が完了したら、現在のファンに影響を与えるような大きな変更はあまりないと思います。」

 リバティが見出しているものは?

ダン・ロソモンド「彼らはこのスポーツが持つ大きな可能性があることを理解しており、そのことが非常に重要と思います。彼らはこのビジネスに大変満足しており、この取引が承認されれば、さらにビジネスを拡大できると考えています。本当に重要なのは、このスポーツが人々の生活の中で抱く感情をどのように呼び起こしていると彼らが感じているかということです。それはとてもエキサイティングで、勇気を奮い立たせるということです。私が1年前に始めたときと同じ可能性を彼らも見出してくれました。これは素晴らしいチャンスだと彼らが考えていることから、私にとってそれは大部分を占めています。」

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