第18戦マレーシアGPの決勝レース(周回数15ラップ)は12日、ペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで行われ、2番グリッドのコリン・ベイヤーが最後に3人に絞られた優勝争いに競り勝ち、ルーキーシーズン出走17戦目で初優勝。
軽量級におけるオランダ人ライダーの優勝は、1990年8月にブルノ・サーキットことアウトモトドローム・ブルノで開催された第12戦チェコスロバキアGPで9勝目を挙げたハンス・スパーン以来33年ぶり。キース・ヴァン・ドンゲン(1969)、ファン・フェーン(1973)に次ぐ4人目の優勝者となり、チャンピオンシップでは8人目。
気温32度、路面温度47度のドライコンディションの中、5番グリッドの佐々木歩夢は0.066秒差の2位。2戦ぶり10度目の表彰台を獲得すれば、ポールポジションのジャウメ・マシアは0.328秒差の3位に入り、4戦ぶり9度目の表彰台を獲得。
18番グリッドのアドリアン・フェルナンデェス、13番グリッドのチャビエル・アルティガス、7番グリッドのジョエル・ケルソ、16番グリッドのフィリッポ・ファリオーリ、12番グリッドの山中琉聖がトップ9入り。
6番グリッドのホセ・アントニオ・ルエダは、5番手走行中の13ラップ目の15コーナーで3番グリッドのマッテオ・ベルテッレと9番グリッドのデニス・オンジュに接触。ベルテッレは10位、オンジュは11位で完走。ルエダはリタイア。
8番グリッドのダビド・ムニョスは5位でゴールしたが、レース後にスチュワードパネルから無責任な走行により、ライドスルーのペナルティが科せられ、罰則に相当する27秒が加算されたことから17位に後退した。
21番グリッドのダビド・アロンソは、9番手まで浮上した5ラップ目の4コーナーで週末4度目、今季20度目の転倒を喫して、直ぐ後ろを走っていた10番グリッドのディオゴ・モレイラ、14番グリッドのリッカルド・ロッシ、15番グリッドのダニエル・オルガドがアロンソ機に激突。20番グリッドの古里太陽も転倒。
25番グリッドの鳥羽海渡は、9番手まで挽回していた12ラップ目の8コーナーで今季15度目の転倒。
チャンピオンシップ
ポイントリーダーのジャウメ・マシアは16ポイントを加算。総合2位佐々木歩夢は17ポイント差から13ポイント差に詰めたが、残り2戦50ポイントのタイトル争いにおいて、マシアが来週末の次戦カタールGPでタイトル獲得に王手。
総合3位ダビド・アロンソと総合4位ダニエル・オルガドは、25ポイント差から41ポイント差。数字上、逆転の可能性を残せば、総合5位デニス・オンジュは4ポイントを加算させたが、51ポイント差となり、タイトル獲得の可能性を失った。
コンストラクター部門は、KTMが13ポイントを加算させ、2021年から3年連続8度目のタイトルを獲得した。
RESULTS
The fight for victory is down to 3 as @jaume_masia leads! 😱
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) November 12, 2023
Rueda hits the deck and collects @Denizoncu53💥#MalaysianGP 🇲🇾 pic.twitter.com/tCPPSYkOoY
🏁 #Moto3 RACE 🏁
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) November 12, 2023
JUST WOW! @CollinVeijer95 takes his maiden win! 🏆🇳🇱#MalaysianGP 🇲🇾 pic.twitter.com/PUKAY7xuIn
『いつでも、どこでも、観たいとき』に動画の視聴が可能な『ビデオパス&タイミングパス』なら、第18戦マレーシアGPの決勝レースをオンデマンドで配信