国際モーターサイクリズム連盟の直轄大会『Finetwork FIM JuniorGP™ World Championship(ジュニアGP™世界選手権)』は、週末にサーキット・リカルド・トルモで最終戦バレンシア大会を開催。『ヨーロピアン・タレント・カップ』で総合1位マキシモ・キレス(15歳/スペイン)がチャンピオンを獲得した。
『ジュニアGP™世界選手権』
2レースが開催され、レース1はアドリアン・クルセス(17歳/スペイン)が初優勝。レース2はジョエル・エステバン(18歳/スペイン)が2勝目を挙げた。
第6戦アラゴン大会でタイトルを獲得したアンヘル・ピケラス(16歳/スペイン)は3位と4位。
チャンピオンと共に来季『Moto3™』に昇格が所属するチームから発表されたルカ・ルネッタ(17歳/イタリア)は6位と3位。チャビエル・スルトゥサ(17歳/スペイン)は4位と7位。ヤコブ・ルールストーン(18歳/オーストラリア)は9位と6位。ニコ・カラーロ(21歳/イタリア)は5位と9位。タチャコーン・ブアジー(22歳/タイ)は16位と欠場。ノア・デットワイラー(18歳/スイス)はは15位と12位。ダビド・アルマンサ(17歳/スペイン)は負傷欠場。
日本からは、レギュラーライダーの内海孝太郎(うちうみこうたろう)が14位と17位。第5戦バルセロナ大会に続き、2度目のスポット参戦となった上江洲葵要(うえずあおい)は24位と24位。
『Moto2™欧州選手権』
前戦アラゴン大会でタイトルを獲得したセナ・アギウス(18歳/オーストラリア)は8勝目を挙げれば、『Moto2™』に第10戦オーストリアGPから参戦するアルベルト・スーラ(19歳/イタリア)は2位を獲得。
最終戦バレンシアGPにワイルドカードとして参戦を計画するNTSは、ライダーに指名されたエクトル・ガルソと共に木曜日と金曜日のフリープラクティスに参加する予定だったが、強風により、3度のセッションがキャンセルされ、僅か1度のセッションしか走行できなかったことから、大会側から土曜日に実施された2度の予選に出走することが許可され、午前のセッションは1.226秒差の5番手だったが、午後は0.288秒差の2番手に浮上。ガルソは6ヶ月ぶりの走行で34ラップを周回し、この夏に舗装された新しい路面の感触と傾向を掴み、データを収集した。
『ヨーロピアン・タレント・カップ』
最終戦に持ち込まれたタイトル争いは、総合1位マキシモ・キレス(15歳/スペイン)と総合2位ブリアン・ウリアルテ(14歳/スペイン)の一騎打ちだったが、18ポイント差の逆転を目指したウリアルテが3番手から2番手に浮上しようとした際にチームメイトと接触転倒。キレスが4位でチェッカーフラッグを受け、チャンピオンに輝いた。優勝は昨年王者のグイド・ピニ(15歳/イタリア)。今季2勝目を挙げて総合2位に進出した。
マヌエル・ゴンザレス(2017)、チャビエル・アルティガス(2018)、イサン・グエバラ(2019)、ダビド・アロンソ(2020)に続き、参戦1年目の2021年に5代目のチャンピオンに輝き、昨年は総合4位に後退したが、3年目の今年に5勝を含む7度目の表彰台を獲得して2度目のタイトルを獲得したマキシモ・キレスは、マルク・マルケスが自身の肖像権を管理するために今年設立したマネジメント会社が最初に契約を結んだライダー。都合が合えば、一緒にバイクトレーニングに取り組み、ライディングスキルを学んでいる。
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