『JuniorGP™』~アンヘル・ピケラスが優勝で王冠奪取

史上2人目となる2冠達成!豪州出身のセナ・アギウスが2連勝でタイトル獲得に成功

国際モーターサイクリズム連盟の直轄大会『Finetwork FIM JuniorGP™ World Championship(ジュニアGP™世界選手権)』は週末、モーターランド・アラゴンで第6戦アラゴン大会を開催。『ジュニアGP™世界選手権』と『Moto2™欧州選手権』のチャンピオンが決定した。

『ジュニアGP™世界選手権』

残り2戦3レース、75ポイントのタイトル争いにおいて、68ポイント差のアドバンテージを持つ総合1位アンヘル・ピケラス(16歳/スペイン)は、2戦連続3度目のポールポジションからグループでの優勝争いに競り勝ち、6レースぶり4勝目を挙げ、タイトルを獲得。

ダブル参戦する『レッドブル・ルーキーズ・カップ』でもタイトルを獲得したことから、昨年のホセ・アントニオ・ルエダに続き、史上2人目となるダブルチャンピオンに輝いた。

15番グリッドのルカ・ルネッタ(16歳/イタリア)は0.134秒差の2位。自己最高位を獲得すれば、4番グリッドのアドリアン・クルセス(16歳/スペイン)は0.182秒差の3位に入り、今季2度目の表彰台を獲得。

内海孝太郎(うちうみこうたろう)は、17番グリッドから16位。今季3度目のポイント圏内を僅少さで逃した。

『Moto2™欧州選手権』

12週間前にバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで開催された前戦のフリー走行で転倒した際に左手を骨折したポイントリーダーのセナ・アギウス(17歳/オーストラリア)は、61ポイント差から20ポイント差に詰められたが、今季4度目のポールポジションからレース1は16.893秒差、レース2は3.285秒差で連続優勝。

今季7勝目を挙げ、アドバンテージを52ポイント差に広げたことから、最終戦バレンシア大会を待たずに、『イデミツ・アジア・タレント・カップ』出身、そして、オーストラリア人としては、初めてチャンピオンに輝いた。

第13戦インドGPを最後にレギュラー参戦のシートを失ったボルハ・ゴメス(18歳/スペイン)は『Moto2™欧州選手権』初参戦。18番グリッドから連続3位を獲得。2025年シーズンでの復帰を目指して、順調なスタートを切った。

『ヨーロピアン・タレント・カップ』

総合1位マキシモ・キレス(15歳/スペイン)は、ポールポジションからレース1とレース2で連続優勝。総合2位ブリアン・ウリアルテ(14歳/スペイン)は、2番グリッドから2位と4位。2人のポイント差は1から18に拡大したが、タイトル争いの決着は最終戦まで持ち越しとなり、昨年の王者グイド・ピニ(15歳/イタリア)は、5位と3位だったことから、9ポイント差から32ポイント差に広がり、史上初となる2年連続チャンピオンの夢は途切れた。

最終戦バレンシア大会

4週間後の11月5日サーキット・リカルド・トルモで開催。『ジュニアGP™世界選手権』が2レース、『Moto2™欧州選手権』と『ヨーロピアン・タレント・カップ』が1レースを実施する。

 

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