アプリリアがプレミアクラスで初のワンツーフィニッシュ

エスパルガロ兄優勝、ビニャーレス2位、クアルタラロ7位、マルケス兄13位、バグナイア欠場

第11戦カタルーニャGP決勝レースは3日、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われ、前日のショートレース、ティソ・スプリントで初優勝を挙げた2番グリッドのアレイシ・エスパルガロが第9戦イギリスGPに続き、ホームレースで今季2勝目。当地での最高位が昨年の5位だったアプリリアに初優勝をもたらした。

多重クラッシュ&衝撃的なハイサイド

強風が吹き抜ける気温26度、路面温度32度のドライコンディションの中、スタート直後の1コーナーでイン側から進入した14番グリッドのエネア・バスティアニーニが転倒。前に位置していた6番グリッドのヨハン・ザルコ、アウト側に位置していた7番グリッドのアレックス・マルケス、8番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオ、10番グリッドのマルコ・ベツェッキが巻き込まれるように次々に衝突して転倒。

2コーナーの立ち上がりで、ホールショットを決めてトップに立っていたポールポジションのフランチェスコ・バグナイアがハイサイドから転倒。トラック上に横転したバグナイアの脚に9番グリッドのブラッド・ビンダーが激突したことから赤旗が提示。

14時21分にピットレーンがオープン。周回数が24ラップから23ラップに縮小され、メディカルセンターに搬送されたエネア・バスティアニーニフランチェスコ・バグナイアが欠場。精密検査を受けるため、近郊の病院に搬送された。

プレミアクラスで初のワンツーフィニッシュ

ウォームアップ走行で1番手に進出した4番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、1ラップ目からレースの主導権を握り、20ラップ目にポジションを譲ったが、0.377秒差の2位。開幕戦ポルトガルGP以来今季の最高位タイを獲得し、アプリリアがプレミアクラスで初めてワンツーフィニッシュを達成。

3番グリッドのミゲール・オリベイラは7.529秒差の5位。第9戦イギリスGPに続き、アプリリアがトップ5に3台が進出。15番グリッドのラウール・フェルナンデェスはリタイア。

ドゥカティ最高位はホルヘ・マルティン

5番グリッドのホルヘ・マルティンは2.831秒差の3位。第7戦ドイツGP以来4度目の表彰台を獲得してドゥカティ勢の最高位に進出すれば、ヨハン・ザルコは4.867秒差の4位。アレックス・マルケスは6位。ファビオ・ディ・ジャンアントニオは10位。18番グリッドのルカ・マリーニは11位。マルコ・ベツェッキは16.561秒差の12位。

17番グリッドから7位

17番グリッドのファビオ・クアルタラロは10.821秒差の7位。16番グリッドのフランコ・モルビデリは開幕戦ポルトガルGPから11戦連続のポイント圏内となる14位。

12番グリッドのジャック・ミラーは10.880秒差の8位。KTM勢の最高位でフィニッシュすれば、19番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは、デビュー戦から11戦連続のポイント圏内となる9位。ブラッド・ビンダーは、6番手走行中の4ラップ目にリタイア。13番グリッドのポル・エスパルガロ、スタート直後に技術的問題が発生してリタイア。

11番グリッドのマルク・マルケスは21.616秒差の13位。21番グリッドの中上貴晶は26.740秒差の15位。22番グリッドのイケル・レクオナは16位。20番グリッドのジョアン・ミルは17位。

チャンピオンシップ

ポイントリーダーのフランチェスコ・バグナイアに対して、総合2位ホルヘ・マルティンが66ポイント差から50ポイント差、総合3位マルコ・ベツェッキは75ポイント差から71ポイント差に接近。

サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP

2連戦の2戦目は、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで9月8日に初日、9日に公式予選とティソ・スプリント、10日に決勝レースを開催。

グランプリ翌日の9月11日にシーズン最後のオフィシャルテストが開催され、残り8戦と来シーズンに向けた準備に取り組む。

RESULTS

 

 

 

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