決勝レース:28番グリッドからの歴史的な逆転劇

シルバーストンに初挑戦した17歳のスペイン系コロンビア人、レッドブル・ルーキーズ・カップ2021年王者ダビド・アロンソが初優勝

第9戦イギリスGP決勝レース(15ラップ)は6日、シルバーストン・サーキットで行われ、28番グリッドのダビド・アロンソが17人のグループ争いに競り勝ち、参戦11戦目で初優勝。コロンビア史上初の優勝となり、総合7位から6位に浮上した。

最後尾グリッドからの優勝は、2016年4月の第4戦スペインGPでキャリア初優勝を挙げたブラッド・ビンダー以来(2021年4月の第2戦ドーハGPでペドロ・アコスタがピットレーンからスタートして優勝)。

気温17度、路面温度21度。路面の一部が濡れたドライコンディションの中、7番グリッドの佐々木歩夢は0.152秒差の2位。第5戦フランスGPから5戦連続の表彰台を獲得すれば、3番グリッドのダニエル・オルガドは0.203秒差の3位に入り、2戦ぶり5度目の表彰台を獲得。

8番グリッドのイバン・オルトラは0.337秒差の4位。27番グリッドのダビド・ムニョスは5位まで挽回。21番グリッドのダビド・サルバドールは自己最高位の6位。

17番グリッドのディオゴ・モレイラは6番手でゴールしたが、最終ラップにトラックリミットを超えたことから、ポジションを1つ降格するペナルティが科せられて7位。16番グリッドのホセ・アントニオ・ルエダ、23番グリッドのコリン・ベイヤー、14番グリッドのロマーノ・フェナティがトップ10入り。

9番グリッドのデニス・オンジュは、最終ラップに他車との接触が原因で11位。4番グリッドのリッカルド・ロッシは13位。

13番グリッドの鳥羽海渡は1.386秒差の14位。19番グリッドの山中琉聖は15位。

優勝から15位までのタイムギャップは、史上最短となった2017年6月の第6戦イタリアGP(1.553秒差)に続く、史上2番目の1.572秒差。

18番グリッドの古里太陽は20位。20番グリッドのマリオ・アジは22位。

通算100戦目となったポールポジションのジャウメ・マシアは、トップ走行中の3ラップ目4コーナーで週末3度目、今季5度目の転倒を喫して12.571秒差の最後尾28番手に後退したが、11.313秒差の18位。

2番グリッドのスコット・オグデンは、ウォームアップラップ直前にグリッド上でエンストが発生して最後尾からスタートすると16番手でフィニッシュしたが、最終ラップにトラックリミットを超えたことから、ポジションを1つ降格するペナルティが科せられて17位。

10番グリッドの鈴木竜生は、12ラップ目に今季6度目の転倒を喫した。

チャンピオンシップは、ポイントリーダーのダニエル・オルガドが16ポイントを加算。総合3位佐々木歩夢は20ポイントを稼いで、26ポイント差から22ポイント差の総合2位に浮上。総合2位ジャウメ・マシアは32ポイント差の総合3位に後退した。

RESULTS

 

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