決勝レース:フランチェスコ・バグナイアが今季4勝目

ベツェッキ2位、エスパルガロ兄3位、中上貴晶今季最高位、クアルタラロ転倒

 

第8戦TTアッセン決勝レース(周回数26ラップ)は25日、TT・サーキット・アッセンで行われ、2番グリッドのフランチェスコ・バグナイアが2ラップ目にトップに飛び出してレースの主導権を握り、3連戦の緒戦、第6戦イタリアGPに続き今季4勝目。当地での2年連続は、2004年と2005年のバレンティーノ・ロッシ以来18年ぶり。ポイントリーダーとしてサマーブレイクを迎える。

マルコ・ベツェッキ2年連続2位

気温30度、路面温度47度のドライコンディションの中、ポールポジションのマルコ・ベツェッキは1.223秒差の2位。第5戦フランスGP以来4度目の表彰台を獲得すれば、10番グリッドのホルヘ・マルティンは1.934秒差の5位。

9番グリッドのアレックス・マルケスは、トラックリミットを超えたことから23ラップ目にロングラップペナルティを消化したが12.437秒差の6位。3番グリッドのルカ・マリーニは14.174秒差の7位。

アレイシ・エスパルガロ13戦ぶり表彰台

6番グリッドのアレイシ・エスパルガロは、スタート直後に他車との接触が原因で右側のフェアリングを破損したが1.925秒差の3位に入り、昨年9月の第15戦アラゴンGP以来13戦ぶり今季初の表彰台を獲得。

ブラッド・ビンダーにペナルティ

5番グリッドのブラッド・ビンダーは、1.528秒差の3番手でゴールしたが、ティソ・スプリントを再現するように最終ラップの8コーナーでグリーンエリアを通過したことから、レース後にポジションを1つ降格するペナルティが科せられて4位。

中上貴晶今季最高位

14番グリッドの中上貴晶はトラックリミットを超えたことから14ラップ目にロングラップペナルティを消化して7番手から8番手に後退し、14.616秒差の8位。今季の最高位、3度目のシングルフィニッシュ。

15番グリッドのフランコ・モルビデリは29.335秒差の9位。20番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは10位。2人が開幕戦から全戦でポイントを連取。

今季2度目のワイルドカード、今季3度目の参戦となった18番グリッドのロレンソォ・サバドーリは11位。16番グリッドのラウール・フェルナンデェスは12位。19番グリッドのステファン・ブラドルは13位。22番グリッドのジョナス・フォルガーは14位。

サバイバルレース

7番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、5番手走行中の4ラップ目8コーナーで今季5度目の転倒。

8番グリッドのヨハン・ザルコは、3ラップ目の7コーナーで週末2度目、今季6度目の転倒を喫した際に前を走る4番グリッドのファビオ・クアルタラロに激突し、2人がリタイア。

11番グリッドのミゲール・オリベイラは、12ラップ目に技術的問題が原因でリタイア。12番グリッドのジャック・ミラーは、8番手走行中の2ラップ目の1コーナーで今季10度目の転倒。13番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは、10番手走行中の19ラップ目5コーナーで週末2度目、今季7度目の転倒。17番グリッドのエネア・バスティアニーニは、8番手走行中の7ラップ目5コーナーで週末2度目、今季5目の転倒。21番グリッドのイケル・レクオナは、15ラップ目にピットに戻ってリタイア。

チャンピオンシップ

ポイントリーダーのフランチェスコ・バグナイアは、週末に34ポイントを加算。総合2位ホルヘ・マルティンに35ポイント差、総合3位マルコ・ベツェッキに36ポイント差のアドバンテージを広げた。

RESULTS

 

『いつでも、どこでも、観たいとき』に動画の視聴が可能な『ビデオパス&タイミングパス』なら、第8戦TTアッセンの決勝レースをオンデマンドで配信
オフィシャルニュースレター
定期的にメールで配信される動画を含めたコンテンツの受信を希望する場合、オフィシャルウェブにユーザー登録