決勝レース:ホルヘ・マルティンが緊迫のバトルを制す

ドゥカティが表彰台独占、トップ5独占、トップ9に8台が進出、中上貴晶14位

 

第7戦ドイツGP決勝レース(周回数30ラップ)は18日、ザクセンリンクで行われ、ポールポジションのフランチェスコ・バグナイアと6番グリッドのホルヘ・マルティンが1対1のバトルを展開。フィニッシュラインまで繰り広げられた優勝争いは、0.064秒差でホルヘ・マルティンが競り勝ち、2021年8月の第10戦スティリアGP以来22ヶ月ぶり、35戦ぶりとなる優勝、プレミアクラス2勝目、グランプリキャリア通算12勝目を挙げた。

ドゥカティ3戦連続の表彰台独占

気温27度、路面温度48度のドライコンディションの中、フランチェスコ・バグナイアは、2戦連続4度目の表彰台を獲得。4番グリッドのヨハン・ザルコは、最終ラップにコースアウトを喫したが7.012秒差の3位に入り、第5戦フランスGPから3戦連続4度目の表彰台を獲得。

ドゥカティは2021年11月の最終戦バレンシアGP(フランチェスコ・バグナイア/ホルヘ・マルティン/ジャック・ミラー)、今年の第2戦アルゼンチンGP(マルコ・ベツェッキ/ヨハン・ザルコ/アレックス・マルケス)、第5戦フランスGP(マルコ・ベツェッキ/ホルヘ・マルティン/ヨハン・ザルコ)、第6戦イタリアGP(ホルヘ・マルティン/フランチェスコ・バグナイア/ヨハン・ザルコ)に続き、3戦連続5度目の表彰台独占。

ドゥカティのサテライトチーム、プリマ・プラマック・レーシングは3戦連続のダブルポディウムを達成。

初めてのトップ5独占

5番グリッドのマルコ・ベツェッキは8.430秒差の4位。2番グリッドのルカ・マリーニは11.679秒差の5位。ドゥカティが前戦で初めてトップ4を独占した後、初めてトップ5を独占。

プレミアクラスで最後にトップ5を独占したのは、2003年9月にジャカレパグア・サーキットで開催された第12戦リオGPのホンダ(バレンティーノ・ロッシ/セテ・ジベルナウ/玉田誠/マックス・ビアッジ/ニッキー・ヘイデン)以来20年ぶり。

7番グリッドのアレックス・マルケスは14.040秒差の7位。10番グリッドのエネア・バスティアニーニは14.859秒差の8位。今季の最高位に進出すると、13番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは17.061秒差の9位。ドゥカティ全8台がトップ9に進出。

6位はKTMのジャック・ミラー

3番グリッドのジャック・ミラーは11.904秒差の6位。14番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは19.997秒差の11位。プレミアクラスのデビューレースから7戦連続してポイント圏内に進出すると、19番グリッドのジョナス・フォルガーは17位完走。8番グリッドのブラッド・ビンダーは、19ラップ目の8コーナーで今季6度目の転倒。

アプリリア3台がポイント圏内

15番グリッドのミゲール・オリベイラは19.648秒差の10位。18番グリッドのラウール・フェルナンデェスは25.503秒差の15位。今季3度目のポイント圏内に進出し、9番グリッドのアレイシ・エスパルガロは、終盤にペースが落ちて28.543秒差の16位。12番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、9ラップ目に技術的な問題が発生してピットに戻ってリタイア。

16番グリッドのフランコ・モルビデリは22.949秒差の12位。11番グリッドのファビオ・クアルタラロは序盤こそ10番手を走行していたが、25.117秒差の13位。

ジョアン・ミルアレックス・リンスの負傷欠場に続き、ウォームアップ走行で週末5度目の転倒を喫したマルク・マルケスが欠場を決断したことから、ホンダ勢で唯一出走した17番グリッドの中上貴晶は25.327秒差の14位。

チャンピオンシップ

ポイントリーダーのフランチェスコ・バグナイアは20ポイント差を加算したが、総合2位ホルヘ・マルティンが16ポイント差に接近。総合3位マルコ・ベツェッキは34ポイント差。総合5位ヨハン・ザルコは51ポイント差の総合4位に浮上すれば、総合4位ブラッド・ビンダーは64ポイント差の総合5位に後退した。

RESULTS

 

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