『JuniorGP™』~ニコ・カラーロ開幕戦で初優勝

江澤伸哉14位、セナ・アギウス2連勝、カルロス・タタイとニッコロ・アントネッリ表彰台

国際モーターサイクリズム連盟の直轄大会『Finetwork FIM JuniorGP™ World Championship(ジュニアGP™世界選手権)』は、今週末にシルクイート・ド・エストリルこと、エストリル・サーキットでシーズンスタートとなる開幕戦エストリル大会を開催。レギュラー参戦3年目を迎えた20歳のイタリア人ライダー、ニコ・カラーロが初優勝を挙げた。

ジュニアGP™世界選手権

1週間前にヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで開催された『レッドブル・ルーキーズ・カップ』の第2戦スペイン大会で優勝と2位を獲得してポイントリーダーに進出する参戦2年目のアンヘル・ピケラス(16歳/スペイン)は、赤旗中断後、5ラップのリスタートで0.002秒差の2位。自己最高位タイに進出すれば、参戦2年目のヤコブ・ローゼンターラー(18歳/オーストリア)は自己最高位となる0.275秒差の3位表彰台を獲得。

レッドブル・ルーキーズ・カップ』の第2戦スペイン大会で足首を骨折したダニエル・シャーリルの代役として招集を受けた江澤伸哉(えざわしんや)は、KTM機からホンダ機に乗り換えて、デビューすると4.152秒差の14位。

Moto3™』に負傷代役とワイルドカード参戦したダビド・アルマンサ(17歳/スペイン)は、赤旗提示前に転倒した。

Moto2™欧州選手権

レース1は、1週間前に負傷代役として第4戦スペインGPに参戦して21位だった参戦2年目のセナ・アギウス(17歳/オーストラリア)がポールポジションから独走優勝。『Moto3™』から転向してきたカルロス・タタイ(20歳/スペイン)は7.263秒差の2位。『ジュニアGP™世界選手権』から昇格してきたハリソン・ヴォイト(16歳/オーストラリア)は7.785秒差の3位。2人の新人が表彰台を獲得。

レース2は、セナ・アギウスが再び独走優勝。参戦6年目のチャビエル・カルデルス(24歳/アンドラ)は0.604秒差の2位。自己最高位タイを獲得すれば、1年間の『Moto2™』を経て転向してきたニッコロ・アントネッリ(27歳/イタリア)はレース1で8位だった後、4.914秒差の3位表彰台を獲得。

Moto3™』でシートを失ったアルベルト・スーラ(27歳/イタリア)は、将来の『Moto2™』昇格を視野に入れて参戦を開始すると4位と7位。

ヨーロピアン・タレント・カップ

初参戦した昨年総合5位に進出したブリアン・ウリアルテ(14歳/スペイン)がレース1とレース2で連続優勝。レース1はリコ・サルメラ(15歳/フィンランド)とハキム・ダニッシュ(16歳/マレーシア)が2位と3位。レース2はマキシモ・キレス(15歳/スペイン)とダビド・ゴンザレス(15歳/スペイン)が表彰台を獲得。

第2戦バレンシア大会

次戦は2週間後の5月21日にサーキット・リカルド・トルモで開催。小椋藍がテストを兼ねて、木曜日と金曜日のフリー走行に出走予定。土曜日の公式予選と日曜日のレースには参戦しない。

RESULTS

 

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