2000年1月6日生まれの23歳。出身地は、スペイン・バレンシア州のバレンシア。2015年、若干15歳でスーパーモタードの国内選手権でタイトルを獲得。2016年にアスパル・チームと2017年からクルーチーフとなるジル・ビゴのサポートを受けて初参戦した『Moto2™欧州選手権』で総合6位に進出。カーエキスパート・インターウェッテンから負傷代役として第12戦イギリスGPでデビューすると、翌年からのフル参戦を視野に終盤5戦に参戦。
2017年、CGBM・エボリューションとの間で3年契約を結び、1年目はカーエキスパート・インターウェッテンに所属して総合35位だったが、2年目はスイス・イノベーション・インベスターズから参戦すると、ホームレースの最終戦バレンシアGPで初表彰台となる2位を獲得して総合12位に浮上。3年目はアメリカン・チームから参戦して総合12位。
2019年8月1日、KTM・レーシングとの間で2020年から2年間の契約を締結し、レッドブル・KTM・アジョからの参戦が計画されていたが、ヨハン・ザルコの離脱により、10月24日にサテライトチームから最高峰クラスに昇格することが発表され、負傷代役として、レッドブル・KTM・テック3から最終戦バレンシアGPにジョン・ホプキンス、ミシェル・ファブリツィオに続く史上最年少の3番目となる若さでデビュー。
最高峰クラスのレギュラー参戦を開始した2020年は、第5戦オーストリアGPと第12戦テルエルGPの9位が最高位。第13戦ヨーロッパGPから3戦連続して新型コロナウイルスの感染が原因で欠場し総合20位。
最高峰クラス2年目、キャリア通算5年目の2021年は、2020年6月25日にKTM・レーシングから発表されたテック3・KTM・ファクトリ・レーシングから継続参戦すると、第5戦フランスGP9位、第11戦オーストリアGPで自己最高位6位、第12戦イギリスGP7位に進出。2年連続して3度のトップ10入りで総合20位。
2022年は、チームHRCから『スーパーバイク世界選手権』に初参戦。第2戦オランダ大会のレース2で3位表彰台を獲得して総合9位。2年目は3戦が終了した時点で総合13位。