国際モーターサイクリズム連盟は3日、チャンピオンシップ75年目を迎える2023年シーズンの暫定エントリーリストを発表。来年3月26日にアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェでシーズンが開幕する。
『MotoGP™』
スズキが撤退したことから、ドゥカティ、ヤマハ、アプリリア、KTM、ホンダの5メーカーが5つのファクトリーチーム、6つのインディペンデントチームにバイクを供給。KTMのサテライトチーム、テック3は、KTM傘下のガスガスから支援を受けることになり、チーム名をテック3・ガスガス・ファクトリー・レーシングに改名し、KTMから供給されるKTM機を使用するが、バイク名の登録はガスガス。
チーム数は11、ライダー数は22。新人は中量級から昇格するアウグスト・フェルナンデェスの1人。ドゥカティは8台を供給。
『Moto2™』
2022年と同じ15チームが継続参戦。VR46・レーシング・チームは、ファンティックとコラボを結成し、チーム名はファンティック・モーター。トライアンフ製のエンジンを搭載するシャーシメーカーは、カレックス(26台)、ボスコスクロ(2台)、MVアグスタ(2台)の3メーカー。
エントリー30人中、継続は22人、復帰は1人(ルーカス・トゥロビッチ)、新加入は7人。『MotoGP™』からダーリン・ビンダー、『スーパーバイク世界選手権』から野左根航汰、『Moto2™欧州選手権』からルーカス・トゥロビッチ、『Moto2™欧州選手権』と『MotoE™』からアレイシ・エスクリチ、『英国選手権』からローリー・スキナーが加入。『Moto3™』からイサン・グエバラ、セルジオ・ガルシア、デニス・フォッジャが昇格する。
『Moto3™』
アビンティア・レーシングが撤退したことから、チーム数は14。バイクはKTM(12台)、ガスガス(2台)、ハスクバーナ(2台)、CFモト(2台)、ホンダ(10台)。 ライダー数は28。継続は21人、復帰は1人(ロマーノ・フェナティ)、新加入は6人。 『ジュニアGP™世界選手権』と『レッドブル・ルーキーズ・カップ』にダブル参戦したホセ・アントニオ・ルエダ、フィリッポ・ファリオーリ、コリン・ベイヤー、『ジュニアGP™世界選手権』に参戦したダビド・サルバドール、ダビド・アロンソ、シャリフディン・アズマンが加入する。
出身国
計80人の出身国数は19ヶ国。内訳はプレミアクラス7ヶ国、中量級11ヶ国、軽量級12ヶ国。最多はプレミアクラスに10人、中量級に11人、軽量級に8人を輩出するスペインの29人。
スペイン:29(10/11/8)
イタリア:16(6/5/5)
日本:8(1/2/5)
イギリス:5(0/3/2)
フランス:3(2/0/1)
オランダ:3(0/2/1)
南アフリカ:2(1/1/0)
オーストラリア:2(1/0/1)
アメリカ:2(0/2/0)
ポルトガル:1(1/0/0)
ドイツ:1(0/1/0)
ベルギー:1(0/1/0)
チェコ:1(0/1/0)
タイ:1(0/1/0)
ブラジル:1(0/0/1)
コロンビア:1(0/0/1)
トルコ:1(0/0/1)
マレーシア:1(0/0/1)
インドネシア:1(0/0/1)