決勝レース:多重クラッシュ後にジョー・ロバーツは初優勝

アロン・カネト、トニー・アルボリーノ、小椋藍ら11人が転倒後に出走できずにリタイア

第5戦ポルトガルGP決勝レースは24日、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで行われ、多重クラッシュ後のリスタートでジョー・ロバーツがキャリア77戦目で初優勝。

アメリカ人ライダーの優勝は、2011年6月の第7戦TTアッセン(ベン・スピーズ)以来11年ぶり、中量級では1990年9月の最終戦オーストラリアGP(ジョン・コシンスキー)以来32年ぶり。

気温16度、路面温度19度。雨が降り始めたことを示すレッドクロス旗(赤い斜め十字に入った白旗)が振られた中、9ラップ目の2コーナーで11人が転倒する多重クラッシュが発生。レースディレクションは赤旗を提示したことから、7ラップによるリスタートとなり、中断前の順位でグリッドが決定。

18人が出走すると、中断前に8番手だった1番グリッドのジェイク・ディクソンがトップ走行中の1ラップ目7コーナーで転倒。2番グリッドのジョー・ロバーツがトップを快走すれば、3番グリッドのチェレスティーノ・ヴィエッティは2.818秒差。今季4度目のトップ2入りを達成すれば、4番グリッドのホルヘ・ナバーロは2.991秒差の3位に入り、昨年8月の第12戦イギリスGP以来11戦ぶりに表彰台を獲得。

8番グリッドのマルセル・シュロッターは4位。7番グリッドのマヌエル・ゴンザレス、5番グリッドのフェルミン・アルデグエル、6番グリッドジェリミー・アルコバ、9番グリッドのボ・ベンスナイダー、10番グリッドのバーリー・バルトゥス、14番グリッドのガブリエル・ロドリゴがトップ10入り。16番グリッドのケミン・クボは12位。15人は完走。

多重クラッシュが発生する前にトップを走っていたアロン・カネト、2番手キャメロン・ボビエ、4番手アウグスト・フェルナンデェス、5番手トニー・アルボリーノ、6番手ソムキアット・チャントラ、9番手サム・ロウズ、10番手アルベルト・アレナス、13番手ペドロ・アコスタ、18番手ゾンタ・ファン・デン・グールベルク、20番手シモーネ・コルシは、転倒後に車両をピットレーンに戻すことができなかったことからリスタートできず、3番手小椋藍は自力でピットレーンに戻ることができたが、赤旗提示から5分が経過していたことから出走できなかった。マルコス・ラミレスは4ラップ目に転倒。

チャンピオンシップは、ポイントリーダーのチェレスティーノ・ヴィエッティが20ポイントを加算。総合2位小椋藍とのアドバンテージを14ポイント差から34ポイント差に拡大した。

RESULTS

 

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