サーキット・オブ・ジ・アメリカズ、再舗装工事を実施

4月開催に向けて2コーナーから10コーナー、12コーナーから16コーナーの区間を再舗装

アメリカズGPの開催地、サーキット・オブ・ジ・アメリカズは19日、2コーナーから10コーナー、12コーナーから16コーナーまでのリサーフェシング、再舗装工事を数週間前から実施していることを発表。2コーナーと10コーナーは、再舗装だけでなく、下層をコンクリートパッドで補強し、今後のイベントに向けて準備を進めている。

国際モーターサイクリズム連盟のセーフティオフィサー、フランコ・ウンチーニは、昨年10月の第15戦アメリカズGP後、「ライダーたちはオースティンの路面状況に多くの不満を抱いています。オーストリアで開催された2連戦の間に、私はオースティンを訪れる機会があり、路面が大変凸凹していることに気づきました。もしかしたら、前回(2019年4月)走ったときほど凸凹ではなかったかもしれません。残念なことに、路面の下が柔らかすぎたことが原因で、バンプが移動しました。」

「グランプリ開催期間中は本当に悪かったことから、我々は完全な再舗装をサーキット側に依頼しましたが、それはできないと言われたことから、このタイプのバンプを注視した際に最も重要な区間、それは2コーナーの始まりから10コーナーの出口までの区間の再舗装を2月下旬に実施することになりました。工事後にサーキットを訪れ、路面状況を確認するためにバイクに乗ります。」

「指摘した区間の再舗装工事をするということで、ライダーたちが同意したとき、それは受け入れた最低限のことでした。トラック全体の完全な再舗装が実施されれば良いのですが、時間がなく、おそらく、資金的にも不足しているだろうと説明を受けました。完全な再舗装工事に直面することができないということは事実です」と説明。

当初、サーキットは2月下旬に2コーナーから10コーナーの出口までの区間を再舗装する計画だったが、工事予定日を前倒ししただけでなく、12コーナーから16コーナーまでの区間も再舗装。新しいアスファルトを舗装し、地中レーザー探査とレーザーマッピング装置を使用して下層の問題解決にも着手した。

2012年9月に完成したサーキット・オブ・ジ・アメリカズは、2013年に初開催。2019年に大幅な再舗装が実施され、2020年は新型コロナウイルスの影響を受けて、キャンセルを強いられたが、昨年10月2年ぶりに開催。

3日間で3クラス合計46回の転倒数を数え、2年前の42回を上回った。初開催の2015年は71回、2016年は44回、2017年は62回、2018年は30回を記録。

今年は初日午前のセッションがウェットコンディションとなったが、午後から決勝レース日まではドライコンディション。左右の切り返しが続く前半区間、2コーナーから10コーナーまでは14の転倒を記録(2コーナー3、4コーナー1、5コーナー6、9コーナー4)。転倒が多かったのは11コーナーの7回と12コーナーの8回だった。

今年は、シーズン4戦目として4月8日から10日に開催。当地では、3月25日から27日に四輪のストックカーレース『NASCAR(ナスカー)』が今年最初のイベントとして予定されている。

COTA_New track_2022
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