「マルクを21ラップも抑え込んだのはストレスだった」

3位争いを展開した後、オフィシャルテストを利用してコンフィグレーションとジオメトリーを調整

ドゥカティ・レノボ・チームジャック・ミラーは、昨年78戦ぶりに優勝を挙げたヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトに戻り、2列目4番グリッドからスタートした第6戦スペインGPの決勝レースでマルク・マルケスとのテール・トゥ・ノーズを展開。12.957秒差の5位でフィニッシュした。

「最初からプッシュしたけど、前の2人を止められなかった。自分の位置で走っていたけど、週末を通じて、5コーナーで走行ラインを維持することに苦しんだ。マルクと僕は、高温に悩まされて、フロントに同じ問題を抱えていたと思う。レース中はずっと接近していた。彼は僕以上の何かを持っていたけど、僕を追い抜くことができなかった。」

「そうしたら、アレイシ・エスパルガロが僕たちのミスを利用した。最終ラップで抜かれるとは思っていなかった。抜かれたとき、レスポンスしようとベストを尽くした。マルクを21ラップも抑え込んだことは、かなりストレスだったと言っておきたい。」

「勝つためでなく、表彰台を獲得するために戦った。もちろん、バイクは変化し、それはポジティブなこと。進化している。ポジティブなことを最大限に活用し、ネガティブなことを最小限に抑えようとしている。全てが昨年のように進んでいると考えることは意味がない。バイクは進化しており、ペースは信じられなかった。」

オーストラリア人ライダーは、当地に延滞してオフィシャルテストに参加。53ラップを周回して4番手だった。

「取り組んだ仕事に本当に満足。テストする新しいことは多くなかったけど、週末に試す時間がないことを丸一日を利用して試すことは常に役に立つ。基本的に幾つかのコンフィグレーション、異なるジオメトリーを試し、その結果に満足。決勝レース日と比較して、気温が低く、風があり、トラックは全体的により遅かったけど、グッドなペースで走れ、バイクのフィーリングが良かった」と評価。

38ポイント差の総合9位から47ポイント差の総合11位に後退したジャック・ミラーは、昨年フラッグ・トゥ・フラッグとなったレースを制したルマンのブガッティ・サーキットで今季2度目の表彰台、1年ぶりの優勝を狙う。

Jack Miller, Marc Marquez, Gran Premio Red Bull de España

 

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