エスパルガロ兄「ピットストップ以外の選択肢はなかった」

週末に5度目の転倒を記録した後、決勝レースではリアタイヤに不具合が生じて、ピットストップを決断。

アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニのアレイシ・エスパルガロは、第3戦アメリカズGPの決勝レースで、最後尾の8列目22番グリッドから11ラップ目の終わりにピットストップ。リアタイヤを交換し、2ラップ遅れで完走したが、2戦連続の0ポイントが影響して総合12位から14位に後退した。

開幕戦カタールGPで6位、第2戦アルゼンチンGPで転倒リタイアを喫した後、昨年アプリリアが10位と11位に進出したサーキット・オブ・ジ・アメリカズに乗り込むと、フリー走行1から9番手、14番手、16番手、12番手。公式予選1で週末4度目、今季5度目の転倒を喫して、最高峰クラスでワーストとなる22番手に後退。

「周回毎に悪化し、もはや乗っていられない状況まで来てしまい、転倒しないようにするのが精一杯だった」

ウォームアップ走行で週末5度目の転倒を喫して9番手だった後、フロントにハードコンパウンド、リアにソフトコンパウンドのタイヤを選択。スタートで3つポジションを上げて19番手に浮上したが、15番手走行中に14番手から9秒差に広がったところで、ピットストップを決断。

「最初のラップからフロントタイヤに何か悪い感じがあり、ラップタイムが落ちて行った。もしかしたら、満タンが原因だろうと考えたけど、周回を重ねる毎に悪化し、もはや乗っていられない状況まで来てしまい、転倒しないようにするのが精一杯だった。ピットストップは最終的な手段だと考えたけど、それ以外の選択肢はなかった。」

「新品タイヤでレースに復帰すると、プッシュせずに自分のペースで走れるようになり、期待通りのラップタイムが出るようになった。今週末のことは直ぐに忘れよう。仕事を継続するために、これからムジェロに行き、ヨーロッパラウンドに向けて準備に取り組もう」と、気持ちを切り替えることを説明した。

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