『JuniorGP™』~今週末にシーズンが開幕

将来の世界舞台進出を目指すヤングライダーたちがポルトガルのエストリルに初集結

国際モーターサイクリズム連盟の直轄大会『Finetwork FIM JuniorGP™ World Championship(ジュニアGP™世界選手権)』は、今週末にシルクイート・ド・エストリルこと、エストリル・サーキットでシーズンスタートとなる開幕戦エストリル大会を開催する。

『ジュニアGP™世界選手権』

16ヶ国から31名がレギュラーライダーとして参戦。今週末は29名がエントリー。総合1位ホセ・アントニオ・ルエダ(スペイン)、総合2位ダビド・サルバドール(スペイン)、総合3位フィリッポ・ファリオーリ(イタリア)、総合4位シャリフディン・アズマン(マレーシア)、総合6位コリン・ベイヤー(オランダ)、総合7位ダビド・アロンソ(コロンビア)が『Moto3™』に昇格したことから、参戦1年目に総合5位に進出したアンヘル・ピケラス(スペイン)をはじめ、総合7位ダビド・アルマンサ(スペイン)、総合9位タチャコーン・ブアジー(タイ)、総合10位アドリアン・クルセス(スペイン)らがタイトル争いの中心と予想される。

注目は、『Moto3™』に1年間参戦したエリア・バルトリーニ(イタリア)と『ヨーロピアン・タレント・カップ』で総合2位に進出したジョエル・エステバン(スペイン)。

昨年初参戦した内海孝太郎(うちうみこうたろう)は継続参戦。

イデミツ・アジア・タレント・カップ』と『ブリティッシュ・タレント・カップ』の出身者で形成されるジュニア・タレント・チームは、タチャコーン・ブアジー(タイ)、総合13位エディ・オシェイ(イギリス)、総合17位ダニエル・シャーリル(マレーシア)、総合22位アルビ・アディタマ(インドネシア)を継続起用。ダニエル・シャーリルは、ダブル参戦する『レッドブル・ルーキーズ・カップ』の第2戦スペイン大会で足首を骨折したことから欠場。代替として『レッドブル・ルーキーズ・カップ』への参戦を開始した江澤伸哉(えざわしんや)を招集。

『Moto2™欧州選手権』

12ヶ国から29名が参戦。今週末は25名がエントリー。総合1位ルーカス・トゥロビッチ(ドイツ)と総合3位アレイシ・エスクリチ(スペイン)が『Moto2™』に昇格したことから、参戦1年目に2勝を含む9度の表彰台を獲得した総合2位セナ・アギウス(オーストラリア)を筆頭に総合4位アレックス・トレド(スペイン)、総合5位チャビエル・カルデルス(アンドラ)、総合9位ピオトル・ビエシエキルスキ(ポーランド)がタイトル争いの中心。

注目は『Moto2™』から転向してきたニッコロ・アントネッリ(イタリア)、『Moto3™』出身のカルロス・タタイ(スペイン)、併催『ストック欧州選手権』でチャンピオンに輝いたマルコス・タピア(スペイン)、『ジュニアGP™世界選手権』から昇格してきたハリソン・ヴォイト(オーストラリア)。

『ストック欧州選手権』

昨年までは『Moto2™欧州選手権』と一緒に開催されていたが、参戦希望者が大幅に増加したことから、新たなカテゴリーとして開催。

Moto2™』に昇格した2020年王者フェルミン・アルデグエと2021年王者アレイシ・エスクリチ、『Moto2™欧州選手権』に昇格した2022年王者マルコス・タピアに続こうと10ヶ国から25名が参戦。今週末は21名がエントリー。

『ヨーロピアン・タレント・カップ』

19ヶ国から54名が参戦を計画。年齢制限を理由に総合1位グイド・ピニ(イタリア)、総合3位ケーシー・オーゴマン(アイルランド)、総合4位マキシモ・マルティネス(スペイン)、総合5位ブリアン・ウリアルテ(スペイン)、総合6位ドド・ボッジオ(イタリア)、総合8位リコ・サルメラ(フィンランド)、総合9位アルベルト・フェランデス(スペイン)、『イデミツ・アジア・タレント・カップ』でチャンピオンに輝いたハキム・ダニッシュ(マレーシア)と総合5位のカーター・トンプソン(オーストラリア)らが継続参戦。

年齢制限

2023年から各カテゴリーの最低年齢制限が次のように引き上げられるが、既に参戦していたライダーには例外として参戦が許可される。
Moto2™欧州選手権: 16歳
ジュニアGP™世界選手権: 16歳
ヨーロピアン・タレント・カップ: 14歳

暫定開催日程

5月7日: エストリル・サーキット
5月21日: サーキット・リカルド・トルモ
6月4日: ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエト
7月2日: ポルティマオ・サーキット
7月16日: バルセロナ-カタルーニャ・サーキット
10月8日: モーターランド・アラゴン
11月5日: サーキット・リカルド・トルモ

 

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