『This is MotoGP™』~レボリューション(恒久的な革命)

環境に考慮しながら、進化を続けるチャンピオンシップは、史上初の20戦を開催。

49年にチャンピオンシップが設立してから今年で72年目。新たな時代、新たなトレンドと共に20年シーズンが来週末に中東唯一の開催国カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットでチャンピオンシップ唯一のナイスレースで開幕する。

ドルナスポーツは17年11月、国際モーターサイクリズム連盟と共に、化石燃料を使用せず、将来的な普及が予想される電動二輪車を使用した『FIM Enel MtoE™ World Cup(MotoE™ワールドカップ)』の開催を発表。シングルマニュファクチェーとして、イタリアのエレクトリックバイクメーカー、エネルジカが開発する『Ego Corsa(エゴ・コルサ)』によるワンメイクカップを多くの企業からの支援を受け、19年7月にザクセンリンクで歴史的な初レースを開催。今年で2年目を迎える。

環境面に加え、社会・経済の3つの観点から持続可能にしていくという考え方、『Sustainability(サステナビリティ)』の取り組みとして、国際モーターサイクリズム連盟、国際レーシングチーム連盟、ドルナスポーツが中心となり、数年前からイタリアGP、カタルーニGP、サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの際に『KiSS Projects(キッス・プロジェクト』を実施。

持続可能な展開と環境意識の向上に取り組み、ファンや観客に廃棄物分別に対する適切な情報提供、リサイクル意識向上キャンペーンの一貫としてのリサイクルエリアの設置、ホスピタリティの調理油回収、プラスチックの問題に対する認識を高め、海洋汚染の回避を奨励する国連のスローガン「やめよう、プラスチック汚染」の協力などを展開。

さらに、食品廃棄物に対する意志向上活動として、パドック内の食料余剰を回収し、フードボックスとして地元の非営利団体に寄与。食品ロス削減及び食品廃棄物の活用を積極的に取り組んでいる。

世界的にデジタル化の流れが急速に進み、スマートフォンやタブレット端末の普及が加速する中、チャンピオンシップは、ファンへの有効的、効果的な情報プラットフォームとして、オフィシャルウェブだけでなく、フェイスブック、ツイッター、インスタグラム、ユーチューブのソーシャルメディアサービスを展開。さらに、スポティファイ、ティックトックのサービスも開始。

ドルナスポーツは17年5月、コンピューターゲームのオフィシャルビデオゲームを利用した大会、『MotoGP™ eSport Championship』の開催を発表。参加者の急増に対応し、大会規模を拡大する開催4年目となる今年は、世界中のファンやゲーマーが気軽に参加できるオンラインの大会『Pro Draft(プロドラフト)』を開幕戦カタールGPに合わせて3月5日に開始。

最速者たちが集結する『Global Series(グローバルシリーズ)』をイタリアGP、オーストリアGP、サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP、バレンシアGPの併催として開催する。

20年シーズンは、現在建設が順調に進む新設サーキット、キュミリングでフィンランドGPが82年以来38年ぶりに復帰。史上最多となる20戦が開催される。

さらに、インドネシアのロンボク島では21年の開催を目指してサーキットの建設が始まり、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ近郊で建設が予定されているリオパークでは、22年に04年以来18年ぶりの開催が計画されている。

ドルナスポーツは、新たな開催地を次々に発表しただけでなく、チャンピオンシップの伝統的な開催地、TT・サーキット・アッセン、ルマン、フィリップアイランド・サーキットでの開催を26年まで延長。04年から継続開催するロサイル・インターナショナル・サーキットとも10年契約を締結し、26年までの開催が決定。17年8月には、モビリティランドとの間でツインリンクもてぎでの日本GPを23年まで継続開催することを発表。

2月20日には、スペイン・バレンシア州政府との間で26年までの開催に関して合意。22年から開催国のローテーションが導入され、リカルド・トルモ・サーキットでは、22年から26年までの5年間で最低でも3度の開催が決定した。

新たな時代、新たなトレンドと共に迎える20年シーズンは、14年連続して開幕戦の舞台に指名されたロサイル・インターナショナル・サーキットで開幕。3月8日、現地時間の18時00分、日本時間の24時00分にシグナルが消灯する。

VideoPass(ビデオパス)』では、開幕戦カタールGPのプレスカンファレンスから史上最多全20戦を完全網羅の生中継で配信。