モンスターエナジー・ヤマハは26日、テストライダーのカル・クラッチローを6月の第7戦イタリアGP、8月の第11戦イギリスGP、9月の第14戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの3戦でワイルドカードとして起用すると発表。
現時点で、第11戦イギリスGPと第14戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの参戦は、レースディレクションの最終的な承認が必要だが、グランプリの週末を通じて、開発プログラムに取り組む。
📣 WILD CARD ANNOUNCEMENT 📣@calcrutchlow will participate in the Italian GP 🇮🇹, British GP 🇬🇧*, and San Marino GP 🇸🇲* as a wild card. He aims to gather extra data to support Yamaha in their bike development mission 🫡
— Monster Energy Yamaha MotoGP (@YamahaMotoGP) April 26, 2024
*Subject to final IRTA confirmation#YamahaFactoryRacing pic.twitter.com/n2unGLFZeo
コンセッションの優遇措置
プレミアクラスに参戦する各ファクトリーは、昨シーズン末までの成績により、A、B、C、Dのランクで区別され、メーカー部門でタイトル連覇に成功したドゥカティは『A』、KTMとアプリリアは『C』、ホンダとヤマハは『D』。
『A』のドゥカティは、ワイルドカードが許可されず、『C』のKTMとアプリリア、『D』のホンダとヤマハは、年間に6回のワイルドカードを利用でき、その内訳は前半戦に最大3戦、後半戦に最大3戦まで。
ワイルドカードに関する競技規則の改訂
グランプリコミッションは、昨年9月にプレミアクラスのイベントにおけるワイルドカードエントリーの最大数を2人から3人に拡大することを決定。利用可能な枠を超える応募があった場合、コンストラクターチャンピオンシップの成績及び前シーズンのランキングに基づいて決定され、下位のファクトリーが優先される。
第4戦スペインGP
『C』のKTMとアプリリアはダニエル・ペドロサとロレンソォ・サバドーリ、『D』のホンダはステファン・ブラドルを招集。KTMは第7戦イタリアGPでポル・エスパルガロをワイルドカードとして起用する予定。